横浜市 税理士・ファイナンシャルプランナー 大埜治仁先生を取材!!
事務所名 | 大埜治仁税理士事務所 |
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住所 | 〒221-0801 神奈川県横浜市神奈川区神大寺1丁目6番9号 |
最寄り駅 | 東横線白楽駅/市営地下鉄線片倉町駅 |
電話番号 | 045-482-0313 |
営業時間 | 月~金 9:00~20:00 ※時間外、土日祝日もご対応いたします。 |
事務所詳細 | > 事務所紹介ページはこちら |
Q.業務内容にも様々な分野があると思うのですが、主にどのような分野に力を入れていらっしゃるのですか?
A, インターネット会計が強みです。お客様にもインターネットが浸透していますし、毎月の月次訪問ではなく、効率を考えた対応をさせていただいております。税理士を始めて20年になりますが、前の事務所に勤務していた時には、月次での訪問も行っておりました。その場で資料をまとめ、帰ってから入力といったことも行っておりましたが、そうすると1~2日かかってしまいますし、毎月のご訪問が果たして、こうした事務的なことのためであれば、往復時間やそれにかかるコストも結果的にお客様負担となることに疑問を感じていたからでもあります。また、その際にいろいろご相談を受けたいといったお客様であっても、基本的にメールや電話で用件が足りれば、お互いの時間の節約にもなるからという発想です。実際、事務的処理では、質疑応答は、事務所に持ち帰って精査しなければ、できないことですし、それ以外に重要な経営相談があれば、その都度、呼びたてていただければ、いつでもご訪問しますので、つまらない世間話でお茶を濁すことにコストをかけることは、効率を追求する企業としては、意味がないはずですから。それよりも、月二回発行しているマンスリーレポートで、経営や税務のことをいろいろとお伝えすることに力を入れております。むしろ、今月のレポートは良かったとか、悪かったとか、お褒めやご批判をいただいており、できるだけ皆様のご要望に応えるような経営に役立つ内容をご提供できるように心がけております。
現在は、お客様ご自身が会計ソフトを使うようになりましたので、お客様が手書きで記帳したものを入力することと同じ処理ということになるわけです。そのため、中間の手作業が大きく削減されます分、通常3万円のところを1,5万円の顧問料で行っております。もちろん従来通りの月次訪問の対応も行っておりますが、現在はインターネット会計のお客様の方が多いですね。料金体系も業界に先駆けて、お客様のニーズに応じた多様なバリエーションをウェブで公開しております。あとは、宗教法人の分野も強みだと思います。(財)日本宗教連盟から講演や、宗教法人関係の論稿もいくつか執筆もさせていただいてきたところでもあります。
Q.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。
A、営業エリアは横浜と東京が中心ですね。以前は関西などにもいらっしゃいましたが、現在は、ほぼ一都三県に集中しております。
営業時間は9:00~20:00です。もちろん時間外や土日であってもお客様のご都合に合わせたご対応をさせていただいております。平日や日中働いている方ですと土日や夜の方がご都合が良いお客様もいらっしゃいますからね。なるべくお客様のご都合に合わせた柔軟な対応を心がけております。
Q.お仕事に対して特に大切にしていらっしゃることは何ですか?
A、ホームページにもありますが、まず信用ですね。この仕事は物ではなく目に見えないものを扱うわけですし、お客様には書類しか目で確認できるものがありません。だからこそ、信用が大事になってきます。
ただ、少し気がかりなのですが、最近の傾向として税理士業務を記帳代行業としてしか考えられていないお客様も増えてきたように思います。税理士は職人的な部分がありますし、そうしたお客様ですとモチベーションも下がってしまい良い仕事がしづらくなる面もないわけではないので、できれば、表面的な関係に留まらず、オープンに歯に衣着せず、経営全般からプライベートなお話までできるような信頼関係を築いていきたいですね。
Q.このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか?
A. 簡単に言いますと親が税理士だったので(笑)。子供の頃から税務や会計に関する書籍が回りにありましたからね。
また、知識や学問を通じて社会と接触してきたいという気持ちがありました。学問を極めるだけではなく、その知識を利用して社会へ貢献したいとの思いもありました。社会に触れていないと知識が埋もれてしまいますからね。
Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。
A. 現在、在宅ワークのためファイルなど資料があふれてきてますので、出店は考えております。ですが、8年間在宅で活動してきており、お客様の中には、土日や夜間の対応を希望される方も結構いらっしゃるので、難しい問題ですね(笑)。あえて言うならば、最近流行のレンタルオフィスでしょうか。現在、スタッフが3名おりますが、税務については、私が専任でやっておりますので、一人で回らない場合は、友人のパートナー税理士に手伝ってもらうこともあります。また、社労士、司法書士とも太いパイプあるので、ちょっとしたことでも、いつでも気軽に相談できるので、大変助かっております。いわゆる、ワンストップサービスというやつですね。
また、そうしたサービスも含めて、今後はFP業務にも力を入れて行きたいと思っております。事業計画や経営診断といった総合的なコンサルティングを行っていきたいですね。
Q.事務所に対してのお気に入りなどはございますか?
A. 周りが静かですし、常にスタッフがいるわけでもないので、お客様にとってはお話しやすい環境だと思います。私有地内で長時間駐車も可能なため、4~5時間お客様とお話しすることもありますね(笑)。
Q.趣味・最近はまっていることはございますか?
A. 学生時代は、競技スキー、渓流釣り、などをやっておりましたが、最近は乗馬ですね。馬場は、近くの公園内にあります。最初は落馬などの事故が少し怖かったのですが、最近は大分上達したので、軽快に乗れるようになりましたね。私自身動物が好きですので、その意味でも、乗馬が好きになりましたね。上品なイメージがあると思いますが、意外と体力も使うし、丁度良いメタボリック対策になります(笑)。ただ、長時間鞍に跨るので、終わった後は内腿にきますね(笑)。
Q.最近面白かった事、感じたことは御座いますか。
A、最近、生前贈与のお客様の依頼が何件かあり、相続時精算課税などを利用した節税対策などを手がけたりしております。相続関係というのは、ごくプライベートな問題ですので、お客様に信頼されていると感じることができ、とても嬉しかったです。こうしたことは、本当に信頼されていなければ頼まれませんからね。人として信頼され、こちらがアドバイスをして、お客様の利益になるWin-Winの関係が理想ですね。特に、今の相続対策は、単に節税ということだけでなく、十分な納税資金を準備し、いかにご家族が円満に相続していただくかが、重要だと考えて対応させていただいております。
Q.座右の銘、好きな言葉はございますか?
A. 「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。不自由を常と思へば不足なし。心に望おこらば困窮したる時を思ひ出すべし。堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思へ。勝つ事ばかり知りて、負くる事を知らざれば害その身に到る。己を責めて人を責むるな。及ばざるは過ぎたるよりまされり。」
という徳川家康の言葉は好きですね。
天下を取った人だからこその言葉の重みがあります。家康は信長や秀吉と比べると一見地味なようですが、彼らのような一代限りの繁栄ではなく、数百年も続いた徳川幕府を樹立したわけですからね。その根底には、彼の辛酸を舐めた下積みの時期を通して、このような深遠な名言を残したのだと思います、
これは現代の企業、特に世代交代の時期にある中小の同族会社にあっては、そのまま参考になる格言だと思います。最近は、多くの企業が「ビジネスモデル」を作っては、創業者利得を獲得しようと上場を目指しているようですが、廃業したコムスンやライブドアなどのように組織の内実を充実するといった、企業経営に最も重要なことを看過している会社が多いように思います。
形だけ作り上げても、組織を構成する社員に対する人間教育など質的レベルでの充実や株主や消費者などのステークホルダーに対して、十分な配慮がなされていなかった結果、企業としての社会的信頼を失ったというのが、実態なのでしょう。形だけではなく中身も伴った内部面の充実が、企業の盛衰を大きく左右するということだと思います。そうした意味で、起業家になるのは比較的短期戦であり単純なものでしょうが、継続して企業経営を維持発展させていくことこそが、本来の経営者の役割ではないのでしょうか。
Q.これから同じ士業を目指している方々にメッセージをお願いします。
A. 規制緩和で競争が激しくなっておりますので、厳しい業種になってきています。税理士が余っている状態で、上手くいっている税理士さんとそうでない方の二極化が進んでいます。長期的なプランが立てられるかどうか、また勇気が必要だと思います。あとは、情熱も重要ですね。情熱を維持することは難しいですよ。情熱が無くなってきたときに、自分を冷静に見つめることで情熱を維持しなければなりません。自分との闘いですね。自分に勝てない人間は誰にも勝てませんので、そのことをしっかりと考えてください。
Q.このレポートをご覧になっていただいた方へメッセージをお願いします。
A,私のできる限りのことは、誠意を尽くして対応いたします。共存共栄でお互い誠意を持って仕事をすることが理想であると思っておりますので、お気軽にご連絡ください。
知識や労務面での協力ができる他の士業の先生とのネットワークはどんどん築いていきたいとおもっておりますので、ご連絡をお待ちしております。仲間としてお付き合いできる先生が良いですね。