足立区 特定社会保険労務士 岩城嘉直先生を取材!!
事務所名 | I.O.I労務管理事務所 |
---|---|
住所 | 〒123-0843 東京都足立区西新井栄町2-5-11 |
最寄り駅 | 西新井駅 |
電話番号 | 03-5845-3677 |
営業時間 | 9:00~18:00土日祝日は休み |
事務所詳細 | > 事務所紹介ページはこちら |
Q.業務内容にも様々な分野があると思うのですが、主にどのような分野に力を入れていらっしゃるのですか?
A.労務管理全般を扱っていますが、就業規則をはじめ各種規程類、協定類の整備や給与計算業務をメインにやっております。1990年代より労働組合等の組織率が低下し、集団紛争から徐々に個別紛争へ転換しました。平成13年発足以来「労働相談センター」に寄せられる労働相談は年々増えており、昨年度の相談件数は全国で100万件にまで達したといわれています。インターネットなどの情報ツールが普及した背景もあって労働者の方の権利意識が高まってきたわけです。中小含めある意味会社が狙われる存在になっているんです。極端に云えば法律自体は労働者を守る法律しかないため、今までは問題がなかったことでも何か問題意識を持った方に訴えられた場合、就業規則などがきちんと整備されていないと対応策がないんですよ。以前であればサービス残業なんて言葉があったりして残業代がない場合が多々あったけれど、今ではありえないですからね。そのため企業は今、コンプライアンスといわれる法令遵守の整備と正しく法律を理解していただくことが重要になってきています。ただ単に、判例を元に規則を作るだけではダメなんです。なにかあったときにきちんと対応できるための就業規則や協定類などの整備を、経営者の方と一緒に時間をかけて作っております。
Q.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。
A.営業エリアについては受託業務によっての差はありますが、基本的には東京23区と埼玉の一部です。営業時間は月~金は9:00~18:00ですが、業種によっては土日がメインであったり、21:00以降のお問い合わせ等多々あります。
Q.お仕事に対して特に大切にしていらっしゃることは何ですか?
A.クライアントの依頼についてはOne Stopで対応できるように心がけております。経営者の方の中に「この相談は誰に頼んでいいかわからない」といったご質問が多いんです。「今こういうことで困ってるんだけど、これは先生に頼めることじゃないよね?」といったことでも私にお気軽に何でもご相談していただければ、各方面等と連携をとり対応させていただいております。あとは相性ですね。社会保険労務士の仕事は顔が見える仕事なので、経営者の方とはパートナーのような関係になると思います。恋愛と同じですよ。女性なら誰でもいいわけではなくこの人がいいってありますよね。事業主の方ともそういう相性がありますので、相性が合う方とパートナーになれるように心がけています。
Q.このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか?
A.学生時代から人事・労務管理やメンタルヘルス等には興味があり、卒業後は水産専門の卸会社に就職し、人事に携わる総務部に所属しておりました。その後も人事畑を歩んでまいりました。一時期はサラリーマンを離れ、スキーのインストラクターをしながらペンション経営などもしていましたが、30歳を超えたとき、やはり労務管理や人事などに関わる仕事がしたいと考え社会保険労務士の資格を取得し、知人と3人で開業しました。I.O.Iというのは3人の頭文字なんです。その後3人はそれぞれ違う道を歩むこととなり現在は私1人とスタッフで切り盛りしています。
Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。
A.もう少しスタッフを増員して、心地よく仕事ができるようもっと広いところに事務所を構えることが当面の目標ですね。業務内容に関しては、時代的にではなく自分にとって新しいことに常に挑戦していきたいです。
Q.事務所に対してのお気に入りなどはございますか?
A.現在は少人数であるため、和気あいあいと楽しくやっています。仕事が忙しくなれば集中してこなし、メリハリをつけて各人のペースでやっています。
Q.趣味・最近はまっていることはございますか?
A.私自身体育会系なので、学生時代はずっと柔道をやっていました。他にもスキーやスノーボード、サーフィン、ウィークボードなど様々なスポーツをやってきましたが、最近は新しいことにチャレンジしたいと考え、模索しているところです。凝り性で一度やり始めると集中して練習してしまうタイプなので、なにか熱中できるスポーツを見つけたらそのスポーツに必要な筋肉を鍛えるところから始めます(笑)。
Q.最近面白かった事、感じたことは御座いますか。
A. 経験年数を重ねるごとに、今までは自分よりも年齢が高い社長が多かったのが、最近はいろいろな業種で自分より若い社長が増えてきました。自分よりも人生経験が多い経営者の方に専門分野のアドバイスをすることと、経験も年齢も少ない若い方にアドバイスをするのでは少し違いが生じるんです。相手のニーズをつかむためには目線を合わせる必要があるのですが、今までであれば年上の方に合わせて背伸びすればよかったんです。それが年下の方に合わせるにはしゃがまないといけない。しゃがむ方が難しいんですよ。そのためには単にアドバイスやコンサルティングをするというよりも、セラピスト的に相手の話を聞きそれに対する答え方を工夫するトレーニングが必要だと感じましたね。
Q.座右の銘、好きな言葉はございますか?
A.以前ウィスキーのCMで使われていたコピーで、「大統領のように働き王様のように遊ぶ」という言葉が好きですね。一生懸命に働き、一生懸命に遊ぶようにしています。仕事に集中しすぎて月に4度も徹夜してしまうほどです(笑)。ONとOFFを上手く切り替えて、仕事もプライベートも充実できるように心がけています。
Q.これから同じ社会保険労務士を目指している方々にメッセージをお願いします。
A.あなたができる社会保険労務士の業務は何ですか?社会保険労務士の仕事はこれからどんどん多様化していきますので、今の枠にとらわれることなく自分が出来る仕事を開発していってほしいです。あとは知識を常に新しく持っていた方がいいですね。資格はゴールではなくスタートです。たとえ社会保険労務士事務所に勤めていたとしても、資格を取った瞬間に教室で言えば生徒側から教壇側に変わってしまいますので、自分は変わらないつもりでも周りの見る目が変わります。だから資格を取って安心するのではなく、とらわれずに冷静に、かといって小さくまとまらずに頑張ってください。
Q.このレポートをご覧になっていただいた方へメッセージをお願いします。
A.お困りのことがありましたらお問い合わせください。