品川区 行政書士 メルクリウス総合行政書士事務所の吉尾一朗先生を取材!!
事務所名 | メルクリウス総合行政書士事務所 |
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住所 | 〒141-0032 東京都品川区大崎4丁目2番2-901号 |
最寄り駅 | 五反田駅 |
電話番号 | 03-3492-1797 |
営業時間 | 10:00~19:00 日・祝日は休み |
事務所詳細 | > 事務所紹介ページはこちら |
Q.業務内容にも様々な分野があると思うのですが、主にどのような分野に力を入れていらっしゃるのですか?
A.食品関係をはじめ、倉庫業や貸金業など様々な業種の許認可の取得、企業承継に伴う手続や日常的な法令管理に関する業務が中心です。それに関連して、輸出入規制関連の手続、入管業務、株式会社、LLPなどの設立書類の作成といった業務を併せて承っております。また今後は、許認可等の申請について行われる聴聞などの意見陳述手続についての代理業務にも積極的に取り組み、弁護士をはじめとする他士業の先生方と役割分担をしながら、お客様を総合的にサポートしていきたいと考えております。
Q.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。
A.営業エリアについては全国に対応しております。また営業時間は基本的には火曜日から土曜日の9:30~19:30とし、日曜日・月曜日にはお休みをいただいておりますが、事前にご連絡をいただければ柔軟に対応いたします。
Q.お仕事に対して特に大切にしていらっしゃることは何ですか?
A.「安心感」と「分かりやすさ」です。あたりまえのことですが、例えば費用については御見積書をお出しし、手続の流れなども事前にご説明して、お客様に納得したうえでご依頼いただくようにしております。また、行政書士の専門知識を活かした「提案」能力を大切にしていきたいと考えております。経営者の方々には様々な潜在的な悩みやニーズが日常的に生じていると思うんです。例えば、先日実際にお客様との話題に上ったことですが、お知り合いの食品製造業の経営者が自社製品の改良を検討しようとする際に、「この新しい材料は何らかの取締法規に触れるのではないか?」という類の疑問や手続コストへの不安が障壁となって、結果的に開発のタイミングを遅らせてしまうことがあるというんです。また、このお客様ご自身は、工場建設に関して「環境負荷をかけず、労働環境を良くすることなどによって、競争力のある工場を作りたいけれども、必要な手続についての知識が不明確で、単なる思いつきから次の段階にスムーズに進めない」といった悩みをお持ちでした。このような場合に、許認可等を取得するために必要な条件やコストなどの手続情報を調査、提供したり、新規事業開発などをよりスムーズに、より合理的に進めるために必要な社内体制構築について助言したりすることは、行政書士にこそ可能なのではないかと思います。そういった、顧客企業の可能性を広げていくお手伝いができるような、行政書士ならではの観点からの提案能力を高めていきたいと思います。
Q.このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか?
A.大学時代から法律の勉強をしていたこともあり、法律系の資格ということで、行政書士資格を取得しました。ですが、行政書士とはいったいどんな仕事なのかよくわからず登録を迷っていたときに、偶然に、ある行政書士の先生とお会いしました。その先生から、「ダメになりそうな企業を救うことも極めて大事なことだが、ダメにならないようにすることも非常に大切だよ。行政書士は、企業の成長や持続をサポートする建設的な仕事なんだよ。」という趣旨のお話を伺い、行政書士の仕事に希望を感じました。それをきっかけに、そのころまで製造業を経営する父と一緒に仕事をしていた経験を活かし、もっとユーザー側に立った専門家になることを目指して、開業いたしました。
Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。
A.目標ということで言えば、先ほども申しましたように、とくに中小企業やベンチャーの経営に関してより高い付加価値のある提言ができる行政書士を目指すということです。そのためには、私自身がそれぞれの業界の常識やその企業の実情に通じていなければなりません。業界の常識に関してはマス・メディアを通じた勉強も可能ですが、個々の企業の実情を知るためにはその企業の経営者の方々との信頼関係がなければ難しいと思います。そういった方々との信頼を深めて本音で話し合うことができるようになれば、より実態に合った、価値ある提案もできるような、よき相談相手となる道も開けるのでは、と思っています。
Q.事務所に対してのお気に入りなどは御座いますか?
A.駅から近いところですね。フットワーク軽くお客様のもとへお伺いしています。また五反田駅からは、関東近郊なら2時間もあればどこへでも行くことができますので、とても便利なところです。
Q.趣味・最近はまっていることは御座いますか?
A.最近はまっているのは明らかに仕事ですね。日々たくさんのことを勉強しています。趣味は映画観賞と読書です。最近観たかった映画は「西の魔女が死んだ」です。観てはいません、観たかったんです(笑)。映画も小説も、ホラーとSF以外のジャンルが好きですね。ホラーは展開が分かっているのでおもしろくないですし、SFは私の夢の方がおもしろいので(笑)。本は、梨木香歩さん、村上春樹さん、絲山秋子さんなどの小説や柄谷行人さんの批評が好きです。他にもいろいろ読みますが、実は小林秀雄さんが一番好きです。
Q.最近面白かった事、感じたことは御座いますか。
A.中小企業の社長様のお話を伺う機会が増えたことです。企業の承継が進むにつれて、社長様や役員様と私の年齢が近くなってきました。そういう方々と危機感や希望を共有しながら会社の今後の展望を一緒に考えていくことはとても楽しく、やりがいを感じますね。私の場合、これは行政書士にならなければ経験できなかったのではないかと思います。
Q.座右の銘、好きな言葉はございますか?
A.小学生の頃は「可能性」という言葉が好きだと言っていました。クラスで「可能性」と言ったのも、3文字の言葉だったのも私だけでしたね(笑)。「諦めない」という表現よりもさらに力を抜いて、視野を広く保ち、全体をゆったり見て、自分とお客様の可能性を狭めない姿勢を保つよう心がけています。
Q.これから同じ士業を目指している方々にメッセージをお願いします。
A.かならずしも「目指している方々に対するメッセージ」になっていませんが、最近、特に同世代である30~40代の方の犯罪が気になります。この世代に限りませんが、最近の重大犯罪の背景の一つには、社会で生活するうえで味わう挫折感や自分の可能性に対する失望感のようなものが実態としてあると思います。私自身も含めてほとんどの方がそういった経験をお持ちだと思います。同じ生活者として、事件に飛躍するほど苦しいのであれば、一度行政書士を目指してみては?と思いますね。行政書士試験は誰でも受験できますし、一般企業に中途入社する場合と比べて、それほど入って行きにくい仕事でもないと思います。何であれ、自分で選んだ仕事を始めることができれば漠然とした悩みが具体的なものに変わりますし、出口のひとつにはなると思います。
Q.このレポートをご覧になっていただいた方へメッセージをお願いします。
A.小規模ながら創業者である父を間近に見て育ちましたので、中小企業やベンチャー経営者の方々のメンタリティ、ニーズや実態などについて、私自身多少の実体験を持っています。この経験を活かしたアドバイスと、他の専門家の先生方との連携によって、中小零細・個人企業の成長を支援させていただきたいと思います。これから起業する方も承継される方も、これまでの世代の方々が行ってきたものとは違う経営の在り方を探していらっしゃると思いますので、一緒におもしろい仕事を創るお手伝いをさせていただけるよう努力していきたいと思います。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。