Q.事務所の強みについてお聞かせ下さい。

A.当事務所は、中小企業の黒字決算の支援をする事務所です。赤字決算・債務超過・資金の枯渇は、中小企業が注意すべき、３つの特性です。それを防ぐために、貢献していくことが、当事務所の役目であり、使命だと考えております。そのためには、経営者の方に、数字に強くなって頂くことが、大事だと考えております。月次決算・自計化・予算管理を行って頂き、経営者の方に、会社の現状を認識して頂いた上で、数字から経営を見つめて頂きます。また、経営者の方には、経営上の問題を何でも相談できる、かかり付け医が必要です。しかし、かかりつけ医がいたとしても、何を相談すればいいのかが判らずに、活用ができないといったケースがみられます。私は、かかりつけ医として相談を受けつつ、こちらからも常に会社の状態を数字から判断し、提案をして参ります。当事務所では、相談されるのを待っているのではなく、経営者の方に何が問題なのかを気付いて頂けるよう、徹底的にサポートします。所長自らが腹を括って、情熱を持ってお客様をサポートできる事務所。これが１番の強みではないでしょうか。

Q.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。

A. お客様の下へ毎月お伺いしますので、営業エリアは、東京都内を基本としております。ただ、どうしても当事務所の関与を希望される方であれば、全国どこでも対応したいと思っております。現在は九州にもお客様がいます。また、営業時間は９：００～１７：３０で、土日祝日はお休みとさせて頂いておりますが、顧問先様には、携帯電話の番号をお伝えしておりますので、時間外でも柔軟に対応しております。

Q.お仕事に対して大切にされていらっしゃることは何でしょうか？

A. 税務に限らず、会社の経営に有益な情報を、提供していくことも、かかりつけ医としての税理士の仕事です。書籍を読んだり、金融機関や他士業の方との情報交換を行う等、アンテナを張りながら行動しております。情報は氾濫していますので、お客様にとっての有益な情報を絞り込んでいくことが大切で、鼻を効かせ、有益な情報をピックアップして、説明しております。先日、お客様の下へお伺いした際に、「役に立つ情報を持ってきてくれるので、毎月お会いするのが楽しみだ」とお話頂きました。私は凄く嬉しく思いました。お客様が会計事務所を心待ちにしてくれるなんて、最高ですよね。「会計事務所って、こんなこともしてくれるんだ！」と、既成概念に囚われることなく、お客様に感動して頂けるサポートを心がけております。

Q.このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか？

A. 私は、工学部の建築学科出身で、もともとデザイナー志望でした。しかし、就職に向けての健康診断で、色弱の判定を受けてしまい、希望の職場への就職ができませんでした。結局、不動産会社の企画部門に就職したのですが、自分には向いておらず悩んでおりました。そんな中、仕事の関係上、法的な実務に携わることが多かったことから、自らの適性を感じ、税法の専門化である税理士を目指しました。その後、７年間をかけて税理士の資格を取りました。理想像があったわけではないのですが、実際に税理士になってみると、自分に向いており、天職だなと感じております。

Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。

A. 人間が一人でできることは限界がありますので、私と同じ価値観で働いてくれる仲間を増やしたいと考えております。規模的な拡大自体を目指すのではなく、一人でもより多くのお客様に感動して頂きたい。そんなお客様の和に囲まれていることに喜びを感じる事務所でありたいと考えています。

Q.趣味・最近はまっていることはございますか？

A. 音楽です。５年位前から、サックスを演奏しています。まだまだ経験は浅いのですが、三鷹市の吹奏楽団や、吉祥寺のジャズのビッグバンドで活動しており、とてもはまっております。あとは、おいしいものの食べ歩きや、息子のサッカー観戦も楽しみの一つです。

Q.事務所のお気に入りをお聞かせ下さい。

A.場所ですね。実は昔ここで、祖父が鰻屋を営んでおりました。祖父が裸一貫で起こした場所です。その店で祖父は、食を通じて、お客様に感動を与えておりました。ここは縁の土地で、私という人間のルーツがあります。私が、ここで開業したときも、地元の方たちは、祖父の鰻屋を覚えていて下さり、「あの鰻屋の孫の会計事務所か」等と声を掛けて下さいました。人情があり、素敵な場所で、この地でスタートができることを嬉しく思っております。祖父とは違う形ですが、お客様に感動を与えられる仕事を行って参ります。

Q.座右の銘、好きな言葉はございますか？

A.「継続は力なり」です。口で言う事は誰でもできますが、それを実行していくことは、大変なことです。効果がないからといって途中で投げ出すのであれば、最初からやらなければいい。自分を律する気持ちで、継続していくことが大事だと思います。効果が出る出ないは別の問題で、やると決めたことはやる。そのように心がけております。

Q.最近おもしろかったこと・感じたことはございますか？

A.演奏会用の曲ということで、とても難解な楽譜を渡されることが有ります。一目見て、「絶対無理！」と投げ出したくなります。吹奏楽では、一人の失敗で演奏が台無しになることもあるので、プレッシャーも相当なものが有ります。気をとり直し、出来ないながらも、少しずつ地道に練習を繰り返していると、動かなかった指も動くようになってきます。まさに人は成長し続ける生物だと実感します。次回の演奏会も、難解な曲が多く苦労していますが、「継続は力なり」で、頑張りたいと思います。

Q.これから同じ士業を目指している方々へ一言お願いします。

A.私は、試験に受かる人と受からない人との違いは、性根を据えて、本気で取組んでいるかという点にあると思います。お客様は、会社の経営に真剣に取組まれています。リスクを背負って個人の資産を担保にし、従業員とその家族の生活を背負って経営に邁進されています。そういった経営者に関与させて頂くにあたって、こちらが真剣かどうかは直に伝わります。何事も本気で取組む姿勢を大事にして欲しいと思います。

Q.このレポートをご覧になっていただいた方へメッセージをお願いします。

A.ご縁があって、お付き合いをさせて頂いた方の会社の成長に、少しでもお役に立ちたいと思っております。会社の経営改善面における、税理士の活かし方を、よくご存知の経営者はけっして多くはありません。記帳代行、決算書の作成、事務の肩代わりだけの付き合いではもったいないです。この記事をお読み頂き、何かしらの気付きがあれば幸いです。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。