横浜市 社会保険労務士 社会保険労務士法人エールの鎌倉珠美先生を取材!!
事務所名 | 社会保険労務士法人エール |
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住所 | 神奈川県横浜市港北区大豆戸町1018 |
最寄り駅 | JR横浜線 新横浜駅 OR 東急東横線 大倉山駅 |
電話番号 | 045-549-1071(代) |
営業時間 | 平日9:00~18:00 |
事務所詳細 | > 事務所紹介ページはこちら |
Q.事務所の特徴、強みをお聞かせ下さい。
A.重視しているのは、手続きとコンサルティングを一体化したきめ細かいサービスです。
手続きや給与などのアウトソーシング部門とコンサルティング部門を完全に分けている事務所も多いですが、本来これらは完全に切り離せるものではありません。弊社では、手続きや給与データの中から、クライアントにアドバイスできるたくさんのことがあるということを大切に考えています。単に手続きするだけではなく、その裏にある問題や解決策をクライアント企業と一緒に考えていくスタンスをとっています。弊社では現在は社労士が6名おりますが、社労士同士が切磋琢磨し、フットワーク良く、スピードある対応を心がけています。担当者とサブ担当で、安心して頂ける体制です。
Q.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。
A.新横浜を起点に、1時間くらいの範囲が中心です。弊社では電子申請等も積極的に取り組んでおり、遠方でもお引き受けは可能ですが、やはり労務に関する相談にのる上では経営者と会って話ができることは大切だと考えています。営業時間は9時から18時までですが、事前にご相談頂ければ、夜間や休日も対応させて頂いています。
Q.お仕事に対して大切にされていらっしゃることは何でしょうか?
A.お客様の依頼には100%ではなく、常に期待以上の仕事でお応えしたいと考えています。我々にとって、お客様は複数ですが、お客様にとっては社労士は一人です。ですからひとつひとつの仕事で 「信頼にしっかり応える」ことを心がけています。仕事上、常に心がけている基本的なことは、「誠意」「礼儀」「感謝」「謙虚」です。ごく当たり前のことですが大切なことだと思っています。お客様に対してだけでなく、社員に対してもそうあってほしいと願っています。こういう基本的なことはスキルより大切な仕事をする上での土台だと思いますし、こういう部分がしっかりしてこそ、お客様から信頼して頂けるのだと思います。
Q.このご職業をどのような経緯でご選択されたのでしょうか?
A.私が大学を卒業した頃、ちょうどバブル崩壊で、日本経済が大きく落ち込み始めた時期でした。失業率は上昇し、企業は採用を絞り、就職できない若者が増えていきました。私自身も20代で大企業・中小企業、二度の企業倒産を経験し、大企業でも中小企業でも会社は永遠に存続するものではなく、倒産しうるものなのだということを身を以て経験しました。倒産前は、業績悪化によるリストラ、経営側の苦悩、労働者側の不安、ばらばらに散っていく同僚など、日々労使問題に囲まれていました。これからは転職が当たり前の時代になり、自分の身は自分で守る時代になったことを強く感じるとともに、「働くことの意味」「会社とは何か」「自分の価値」「将来」など毎日考える日々を過ごしました。その経験が今、私が社会保険労務士として企業の労務管理をお手伝いをさせていただくことにつながっています。実際、社労士になり、多くの出会いのある、やりがいあるこの仕事を選択して本当によかったと思っています。
Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。
A.企業が社労士を選ぶとき、小さい事務所では心配でしょうし、規模の大きい事務所では、きめ細かいサービスは受けにくい。当社としては、その中間で、顔の見える、質の高いサービスを目指したいと思っています。社労士の業務は大変幅広いですし、複雑化していますから、今後一人が全てに精通するのは難しいでしょう。弊社の社労士一人一人が個性や専門分野を活かして、エールとして質の高いサービスを総合的に提供していけるようにしたいと考えています。
Q.事務所に対してのお気に入りなどはございますか。
A.新横浜はハローワーク、監督署、社会保険事務所、税務署のそろう便利な場所です。
去年、事務所の全面改装をしたのですが、その際、床には天然のチーク材、書庫には天然の木材を使い、壁には漆喰と布クロスなど天然素材には徹底してこだわりました。空調も含め、快適な環境で仕事しています。この仕事はお客様の急な依頼等も多くあります。突発的な依頼にも対応させて頂いていますから、どうしても社員の労働時間は長くなります。ですから、長く働いても疲れない快適なオフィスであることは働く上でとても大切だと考えています。
「LOHAS」な事務所として取り挙げられたこともあるんですよ!それと天井までの壁一面の書庫は大容量で気に入っています。社内の書類は全て電子データで保存するのがルールですが、それでも書類や書籍は増えますからね。
Q.趣味・最近はまっていることはございますか?
A.子供と水族館に行くことです。年間パスポート会員になっているので、気が向いたときにはでかけます。以前は沖縄の離島に毎年でかけていましたが、最近、ダイビングの時間が取れないので、かわりに水族館で楽しんでいます。普段はパソコンに向かうことも多いですから、魚を見ていると癒されます。
Q.最近感じたことはございますか?
A.景気悪化で、連日多くの経営者から、一時帰休、賃金引下げ、退職勧奨、整理解雇等の深刻なご相談を頂いています。ご相談に乗る際は、「真に会社のためになる解決は何か?」を肝に銘じています。それは必ずしも会社側、労働者側に偏った判断をすることは結果的に労使の関係を複雑化し、よい結果につながらないからです。最近、このような厳しい時期にこそ、社労士として企業をサポートできることはたくさんあるのだということを改めて痛感しています。
Q.座右の銘、好きな言葉はございますか?
A. 「為せば成る 成らぬは人の為さぬなりけり」できないときに言い訳するのは簡単なことですが、全力で何かをなしとげようと思えば、必ずできるはずだと信じています。物事がうまくいかないときは、自分がまだそれを真剣に考えていないとき、そう思うとさらに努力できます。
Q.これから同じ士業を目指している方々へ一言お願いします。
A.社労士はとても奥が深くてやりがいのある仕事です。経営者も労働者も人間ですから、人とのコミュニケーションがとても重要になります。「人」相手に、自分そのものが商品である仕事ですから、知識面だけでなく、常に人格を磨くことが求められます。一生涯、決して飽きることのない魅力的な仕事だと思います。社労士はこれからますます重要性が高まっていくと思いますし、また、幅広い分野がありますから、自分の専門性を確立していくのもいいと思います。
Q.このレポートをご覧になっていただいた方へメッセージをお願いします。
A.経営者の方へ。本当に大事なのは、紛争が起こってからの解決ではなく、予防、日頃の労務管理、社員との信頼関係の構築です。私どもでお役に立てることがございましたらお気軽にお声がけ下さい。