Q.業務内容にも様々な分野があると思うのですが、主にどのような分野に力を入れていらっしゃるのですか？

A.中小企業様の顧問業務に力を入れています。どんな業種にでもよくある契約書チェックとか不動産関係のトラブルの解決、債権回収をはじめ、最近増えているセクハラとか残業代請求といった労働関係のトラブルの解決など基本的にはなんでも対応します。また、例えば顧問先の従業員の方が離婚問題で困っている、あるいは、顧問先の従業員の方が交通事故に遭ってしまったなど、顧問先の従業員の方の個人的なトラブルのご相談も対応しています。

Q.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。

A.営業エリアは全国で対応しています。メールや電話で解決することも多いので、遠方の方でもまずはご相談ください。営業時間についても、お客様の都合に合わせて柔軟に対応しています。

Q.お仕事に対して特に大切にしていらっしゃることは何ですか？

A.世間的な弁護士のイメージと言えば、毎日裁判で徹底的に戦っているといったかんじかもしれませんが、実際はだいぶ違います。トラブルが発生しても話し合いで円満解決に導いたり、裁判にならないようにアドバイスさせていただくという仕事も多いのです。もちろん、徹底的に戦う場合もあります。事案の内容、お客様の諸々のご事情・ご意向をきちんと踏まえ、どんな解決が適切かきちんと見極めた上で、お客様にとってベストな解決方法をご提案することを心がけていますね。

Q.このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか？

A.いろいろ理由はありますが、ひとつは学生の時に友達がトラブルに巻き込まれた際に弁護士に頼んだら一発で解決！ということがあって漠然と「弁護士ってすごいな」と思っていたということはあります。司法試験にはだいぶ苦労させられましたが、なんとか無事試験に受かることが出来ました。

Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。

A.飲食業にたとえて言えば、値段も均一、メニューも味付けも均一という「フランチャイズチェーンのファミレス」ではなく、値段もフレキシブル、個々のお客様の好みに合った料理、味付けができる「おやじが一人で切り盛りしている定食屋」のような法律事務所を目指しています。お客様のご事情に合ったオーダーメイドのサービスをご提供していきたいと思っています。

Q.事務所に対してのお気に入りなどは御座いますか。

A.インテリアと夜景ですね。お客様から「お洒落な事務所ですね！」と言っていただくと本当にうれしいです(笑)。あと、ミーティングスペースはいくつか設けていて、たとえばお子様連れのお客様であればこのミーティングスペースといった具合に使い分けています。

Q.趣味・最近はまっていることは御座いますか？

A. テニスですね。休日はほぼ毎日テニスをやっています。で、テニスをやっている時間以外は、１歳半の娘と遊ぶんですが、これが本当に楽しいんです。「娘と遊ぶ」というよりは、「娘に遊んでもらっている」と言ったほうが正確かもしれませんね(笑)。

Q.最近面白かった事、感じたことは御座いますか。

A.アカデミー賞を受賞した「おくりびと」は面白かったですね。死を迎えた人間に対して最大限の敬意を払いつつ送り出そうという姿勢が素晴らしいと思いました。人に対して最大限の敬意を払うということは、トラブル解決のうえでも非常に重要だと思います。

Q.座右の銘、好きな言葉はございますか？

A.「元気よく、前向きに」ということですね。法律事務所に来られるお客様は悩みを抱えて来られるわけですが、相談した弁護士も元気がないと余計暗い気分になってしまうと思います。まずは悩みを抱えた相談者の方に元気を取り戻してもらうため、とにかく「元気よく前向きに」ということを心がけています。

Q.これから同じ士業を目指している方々にメッセージをお願いします。

A.最近司法試験合格者が増えて新人弁護士は就職できないなどとメディア等で取り沙汰されていたりして、いろいろ悩んでしまうことも多いと思いますが、悩んでいてもどうにもなりません。弁護士になると決めたのであれば、まずは、元気よく前向きに試験に立ち向かって突破してください。

Q.このレポートをご覧になっていただいた方へメッセージをお願いします。

A. ちょっとしたことでもこまめに弁護士に相談する癖をつけてください。トラブルが末期症状になってからご相談いただいたのでは手遅れという場合も多いです。望ましいのは、弁護士に相談することで、トラブルに巻き込まれること自体を回避することです。１００万円くらいのお金でも中小企業や個人にとっては大金です。１００万円以上のお金を動かすときは、お金を動かす前に必ず事前に弁護士に相談、そんな社会になれば、だいぶトラブルが減って平和な社会になるんだと思います。