相続トラブルは増えている:相続センター埼玉・八潮・草加・越谷・三郷
相続関係の紛争もいろいろありますが、なかでももっとも多いのが、やはり遺産の分割にかかわる部分です。
仲のよかった兄弟姉妹が、父親の財産の相続をきっかけに犬猿の仲になるなどというような
悲劇が起これば、何ともやりきれない思いがします。
相続をめぐる悲劇を避けるためには、生前に遺言書を書いておくことをぜひともおすすめします。
■家族が相続税地獄に陥らないように
相続人が財産を相続した場合にかかる相続税についても考えておく必要があります。
実際にバブル期には不動産価格が異常に高騰した結果、土地の評価額が上がり、莫大な額の
相続税がかかったために、長年住んでいた家を処分した、あるいは相続税を払うために、
多額の借金を余儀なくされたといった悲劇が起こりました。
不動産価格はひところに比べて下落したというものの、長期間所有しているうちに思いのほか
路線価などの評価額が上がっていることがあります。
あらかじめどのくらいの相続税がかかるのかを見積もり、適切な対策を事前に立てておくことは
不可欠なことといえます。
■さまざまな相続トラブル
ケース1
長男の嫁ということもあって親の老後の面倒をよくみたのに自分には何も残されていない
⇒息子の配偶者には相続権がない。
このようなケースでは、えてして嫁に不満がたまる。
ケース2
内縁関係にある者と血族相続人
⇒内縁関係にある者には、相続権がない。
ケース3
先妻の子と後妻の子
⇒子には等しく相続権があり、その点では先妻の子、後妻の子との間で差がないが、
後妻が相続した分の二次相続の際には、当然先妻の子には相続権がなく、結果的には
大きな差が生じる。
ケース4
現物で財産を相続した場合
⇒土地や書画骨董などを現物で分ける場合には、将来への値上がり期待が異なり、
相続人同士の思惑により争いになることがある。
ケース5
長男に事業を承継させるつもりである
⇒財産が分割できない事業用資産であるような場合に、ほかの兄弟との調整が問題となる
ケース6
実子と養子
⇒わが国の相続法上は実子と養子を区別していないため実子には感情面でのしこりが
残るケースがある
ケース7
親の面倒をみる子とみない子
⇒被相続人が死亡した後、残された親の面倒を誰がみるかは相続協議の際の最大の
ポイントの1つ
ケース8
相続人の中に相続税を支払えない者がいる
⇒相続財産の大部分が土地や故人が経営していた非公開会社の株式であるという場合に
よく起こるケース
次回は具体的な遺言を残しておきたいケースをご紹介します
詳細はこちら→相続センター埼玉
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公認会計士 税理士 ロイヤルタックス税理士法人 福野会計事務所