借地借家等の問題(16)
前回に続き、生活におけるちょっとした疑問点についてQ&A形式で皆様にお届けします。
適正な賃料額の算定方法
適正な賃料の額は、調停か裁判で鑑定をするなどして決めることになります。
適正な賃料額を算定する方法には、①スライド法(従前の賃料額にその後の消費者物価指数などの変動率を乗じてスライドさせる方法)、②積算法(利回り法とも言い、賃貸物件の時価額に年利数%の期待利回り率を乗じて、これに公租公課等の経費年額を加えたものを月数12で割る方法)、③事例比較法(同種賃貸事例と比較する方法)、④差額配分法(計算上の適正賃料と実際支払い賃料との差額を貸主、借主双方に配分する方法)などがありますが、通常はこれらを総合した方法で算定されています。
次回に続きます
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