田邉康雄のリスク管理ISO31000―自己宣言の無料審査 3
新技術開発センターによるセミナーの話を続けます。なぜ「コンサルティング禁止」が「ISO形骸化」に繋がるのでしょうか。その理由に関しては以下に説明します。
―― ここで言う「コンサルティング禁止」とは、認証/登録に係る審査の場における禁止のことです。認証/登録を支援するコンサルタントによるコンサルティングのことではありません。どうか間違えないでください。
―― 受審企業はISO認証/登録に対して料金を支払っています。100名の企業であれば、三年間で150万円から300万円もします。認証/登録を継続する限り、この料金を支払わなければなりません。
―― こんな高い料金を支払っているのですから、企業としてはそれだけの見返りを当然期待します。これは甚だ自然なことです。
次ブログに続きます。