田邉康雄のISO31000「自己宣言」審査は、JTTASの事業へ-13
さて日本工業技術振興協会(JTTAS)の自己宣言評価事業の話に入ります。私田邉康雄が「ISO31000自己宣言評価基準準備分科会」の分科会長を引き受けたことはすでに紹介しました。
―― 今後は分科会において「証明事業」のスキームを策定する運びになります。まだ決定していませんが、分科会長を拝命した田邉康雄の構想(私案)は以下の通りです。即ち――、
1) JTTASのJRMRは、予め評価基準を策定する。
2) その策定は「評価基準準備分科会」に依頼する。
3) 依頼を受けた分科会は、規格の「個別」条項への適合は重視せず、「全体」としての適合を重視する。
4) 全体としての適合を重視するに当たっては、「規格は理想論を掲げている」と理解し、完全性を求めるのではなく、不完全なものを完全なものに「近づける努力」をしている姿を高く評価する。言い換えると、「個別企業特有の経営リスクを発見し、そのリスクを低減する活動」を重視する。
長くなるので、続きは次ブログに譲ります。