田邉康雄のISO31000「自己宣言」審査は、JTTASの事業へ-4
前ブログにおいて「ISO31000自己宣言評価基準準備分科会」の分科会員を募集するが、選考基準は三項目あることを紹介しました。それを一項目ずつ説明します。
―― 英文で理解する力量
を、ます最初に説明します。
具体的には「ISO31000規格の英文を理解し、この英文を日本語で顧客企業に説明できる力量」です。
―― ISO31000の原文の一つは英語
です。そして英語版からその日本語訳がJISQ31000として発行されました。しかしJISQ31000だけを見てISO31000を理解することは危険なのです。
―― なぜ危険か?
その理由を説明します。
以下の三種類の英単語を例に取りましょう。「Administration」、「Control」、そして「Management」の三つです。
これらは全て「管理」と訳されることが多いのです。ですから、もともと異なっていた英文の意味が日本語になった際、その差異が読み取れないのです。これが危険なのです。