田邉康雄のISO31000「自己宣言」審査は、JTTASの事業へ-9
前ブログにおいて「ポケット版の購入をお勧めする」と書きました。これを使って英文を参照しながらJISQ31000を読むと、その内容がよく分かります。さて――、
―― ISO31000は、その適用範囲の条項において「認証に用いることを意図したものではない」と明記しています。従って既存のISOMS審査機関による認証/登録は有り得ません。
そのことは、先月(1月28日)日本規格協会によって開催されたISO31000規格説明会において講師の三菱総研野口和彦先生も強調されていました。「認証には使えない」と。
―― この説明会において三菱化学や旭化成の人が質問に立つなど、製造業、とくに化学会社の人々の関心の高さが伺い知れました。即ち、この規格を利用して自社のリスクマネジメントをさらに強化したいと望む化学会社が多いことが伺い知れました。