福島原発の爆発―ISO31000リスクマネジメント(13)
今回の福島原発爆発はスリーマイル事故より大きく、チェルノブイリに迫る。これは、フランスの原子力機関が格付けした結果です。昨夕(2011年3月15日)報道されました。
―― 冗談ではありません。
チェルノブイリ事故は臨界状態(連鎖反応)が止まらなかったものでした。我々の原発は、「原理上」再び臨界状態(再臨界)にはなり得ません。もしもそのようなことが「理論上」予想されるのであれば、ブログ(7)で書いたように「決死の覚悟でプールへ給水をする」ことが必要です。
―― これを計画の実行を「決断」する主体者は東電でなくてその上のレベルです。もちろん立案する当事者は東電ですが、そして東電エンジニアですが。
―― 1号機~3号機は、すでに峠を越えているので、問題は皆無です。しかし4号機の使用済み核燃料棒は、もしかしたら理論上「再臨界」が有り得るかもしれません。専門外の私には計算できません。
枝野官房長官は3月11日の4号機の水素爆発を踏まえて「再臨界」を示唆されました。これを受けて私もブログ(7)を書きました。「今後の最悪シナリオ」と書きました。
―― 「上のレベル」とは政府です。
まず理論上有りえるのか、有り得ないかを日本国政府自らが指揮を取って至急結論を出す必要があります。その結果を国民に知らせる必要があります。
そして万が一でも理論上「再臨界」が有り得るなら、政府は非常事態宣言を出して政府の責任の下で「注水決死隊」を編成すべきです。74歳の私でもお役に立つなら、決死隊に参加します。子供達の未来のために。
―― 理論上有り得ません。
これを政府は早く結論付けてください。今、枝野官房長官の「悪夢」のような示唆が「残って」います。
リスクマネジメント国際規格ISO31000に関連して、東電「福島原発」第一原発爆発を書いています。