福島原発の爆発―ISO31000リスクマネジメント(15)
私が批判したフジテレビの報道は、同時に「受電設備の回復」が間もないと報道しました。「待っていました」との思いです。この工事の「進捗状況」をもっと早くから報道して貰いたかったものです。
―― 外部からポンプを持ってきたが、電源がなくて作動しなかった。
と言って、小松空港から空輸したモーター付きポンプの画像が、背景にでました。
―― ヘリコプターから4号機へ水を注入しようと試みたが、本日はやめにした。放射能が強かったからと。
これら二つだけを報道したのでは、多くの人は「もうだめか」と思ってしまいます。
―― 電源回復工事を東電エンジニア達は、報道の目に触れないところで懸命にやっているのです。電源さえ確保すれば、大きな問題は解消します。
―― 私は、電源回復の完成が射程に入ったので、ヘリコプターでの注水は必要なくなったものと考えています。持ち込んだ多くの機材が、所期の機能を発揮するでしょう。