福島原発の爆発―ISO31000リスクマネジメント(18)
「3号機、4号機の使用済み燃料棒の恒久的冷却成功」との勝利宣言は近い!
―― 今待っている対策は、水循環設備を「再稼動」することです。そのためのポンプと制御装置とそれを動かす電源です。東電はこれを着々と実施しています。
―― 地震を受けても建屋内の設備は無傷でしたが、その一部は、水素爆発によって破壊されているかも知れません。しかし東芝、日立等の沸騰水型原子炉建設業者が総力を結集して東電に協力しています。日本の技術陣は顕在です。
―― 福島第一原発所長が800名中、50名を残して750名を退避させたそうです。これは賢明な判断でした。この750名が戦力として温存されたことは大きな意味があります。今後、沸騰水型軽水炉を運転している全国の電力会社に応援も到着でしょう。
「東電から発表が一切ない」
と、不満の声が上がっています。しかし東電は発表できる状態にないという事実を知って自分達のできることをやらなければならなりません。