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福島原発の爆発―ISO31000リスクマネジメント(19)


 首相補佐に藤井氏、官房副長官に仙石氏が就任し、この国家的危機に対応する。枝野官房長官の発表。2011年3月17日午後7時00分。NHK総合テレビのニュース。

 ―― 高圧電源の復旧についてその意味を大阪大学の山口教授をアナウンサーが聞きだしていた。この意味をさらに積極的に国民に報道してほしいです。
 この報道が高圧電源復旧に限定せず、水循環系の復旧に励んでいる東電エンジニアをどれだけ勇気づけるか、図りしれません。また東電に協力している東芝、日立等のエンジニア陣へも同様です。
 
 ―― 各報道機関は、水循環系復旧工事に関する工事進捗情況を一切報道していません。これはどうしたことでしょうか。
聞き違いかも知れませんが、2011年3月12日、駆動用タービンが現地に到着したとの報道がありました。本件がその後どのような効果を発揮したのか、その結果を報道してもらいたいです。

―― 今回トラブルの直接原因は、冷却水を炉心に循環するポンプを駆動するモーターを動かす電力が供給できなくなったことです。その電力は、送電線から受けるものと、それができなくなった場合の予備としてディーゼル発電機をもっていたと報道されました。

「水を入れる」ことが重要であるのではなくて、「水を炉心に循環する」ことが重要なのです。この「循環ができなくなった」ことが今回の原発甚大災害の元です。

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