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福島原発の爆発―ISO31000リスクマネジメント(4)


 リスクマネジメント国際規格ISO31000に関連して福島原発の爆発をリアルタイムで論じています。前ブログにおいて、「排気設備が建屋内に設置されていなかったとするならば、これは現場指揮者の問題ではなくて「設計ミス」」と断じました。

 ―― 今、NHK総合テレビで「2号機も水素が溜まってきた。建物上部に穴を空けて逃がそうか」という論議がなされていることが報道されました。2011年3月14日午後4時40分頃の放映です。

 ―― これで「設計ミス」が判明しました。化学プラント設計エンジニアの私には信じられないことですが、「設計ミス」と断定せざるを得ません。

 ―― 水素の空気中における爆発下限界値は4容量%ですから、その値に達する前に穴を開けなければなりません。4%に達した後で穴を開けると3号機の建屋も大爆発を起こします。

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