原発危機 ISO31000リスクマネジメント 電力自由化(5)
前ブログにおいて、アスファルトのガス化プラントは大きな石油化学プラントであると言いました。
―― 一応2000年に「電力自由化」が実現しました。しかし形式だけです。グリッド(配電網のこと)につなぎ込む際の条件が厳しくて自由化率が上がらないそうです。現在2%(テレビ情報)であり、大規模工場で信頼性の極めて高い発電機によって起こしている電気だけが受け入れられるからです。意図的に条件を厳しくしているとしか思えません。
―― 契約は以下のような形になるでしょう。「私田邉康雄は、三菱化学から電力を購入します。万が一、発電所のトラブルによって電力購入できなくなっても文句は言いません」と。そして万が一に備えて新日本石油と契約しておくことになるでしょう。
―― 消費者にとっては電力料金が安くなるというメリットがあります。一方国にとっては、発電所の立地に対する制約が少なくなり、電力不足が解消されます。競争原理が働いた場での資本主義に相応しい供給/消費の構図が出来上がります。
―― 現在私が普及に努めているISO31000に関連して福島原発危機を書いていますが、ISO31000はリスクマネジメントの国際規格です。そして広義リスクマネジメントの中にはクライシスマネジメントが含まれています。但しISO31000には含まれていません。
次ブログにつづきます。