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原発危機 ISO31000リスクマネジメント 電力自由化(10)


前ブログにおいて、電電公社や国鉄の独占を崩したのは、国を思う政治家だったと述べました。

―― 今の政治家が「真に国家」のことを考えているのでしょうか。とてもそのようには思えません。東電幹部が「真に国家」のことを考えているのでしょうか。とてもそのようには思えません。
―― 地震津波を「想定外」として嘯(うそぶ)いている姿に「国家」を思う姿は微塵も感じられません。単なる個人的保身に走る惨めな老人の姿だけです。「鉄は国家なり」を合言葉にして国に対して石炭/鉄鋼への傾斜経済をもとめて戦後日本の復興に励んだ八幡製鉄や富士製鉄の経営陣を見習ってほしいものです。「千葉製鉄所にぺんぺん草を生やさせて見せる」と一万田日銀総裁に言われても、リスクを冒して製鋼メーカーから銑鋼一貫メーカーへの脱皮を成功させた川崎製鉄の西山社長を見習ってほしいものです。

―― また東電の祖であり、国家のことを案じた「電力の鬼」松永安ヱ門様は、徹底的な官僚嫌いだったと聞きます。そして徹底的な民間論者だったと聞きます。現在の東電が経済産業省と「べったり」の関係であることはどうしたことでしょうか。松永安ヱ門様が聞いたらなんと言われるでしょうか。

―― 真に国家のことを考えたのなら、能率アップを考えるべきです。国際的にみても、決して安いとは言えない電力を供給しつづけてきた独占電力会社が国家のことを考えて行動してきたとは、とても思えません。

―― 現在私が普及に努めているISO31000に関連して福島原発危機を書いていますが、ISO31000はリスクマネジメントの国際規格です。そして広義リスクマネジメントの中にはクライシスマネジメントが含まれています。但しISO31000には含まれていません。

 次ブログにつづきます。

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