原発危機 ISO31000リスクマネジメント 電力自由化(6)
前ブログにおいて、「電力自由化」が2000年に実現したものの、不十分であったと言いました。参入条件が厳しすぎたために、形式的な自由化だったのです。
―― 東電に対して政府は、安定供給と引き換えに独占を許してきたのですが、その安定供給が果たせなくなって「計画停電」などの経済活動に著しい支障をきたしている東電です。もう独占は許されません。国民が許しません。
―― 因みに言うと、計画停電の「計画」という言葉はとても失礼な言葉です。計画という言葉には、「送電側は計画して事前にお知らせしているのだから受電側は準備できるだろう」という押し付けがましい姿勢がチラホラ見え隠れします。
―― 自分達の発電機を立ち上げたり、止めたりするのにどれだけ時間を要するのでしょうか。そのことを考えれば「計画」などという言葉は使用できない筈です。計画停電するなら、東電本社のある東京都千代田区からやってほしいと思います。
―― 現在私が普及に努めているISO31000に関連して福島原発危機を書いていますが、ISO31000はリスクマネジメントの国際規格です。そして広義リスクマネジメントの中にはクライシスマネジメントが含まれています。但しISO31000には含まれていません。
次ブログにつづきます。