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原発危機 ISO31000リスクマネジメント 電力自由化(7)


前ブログにおいて「東電に対して安定供給と引き換えに独占を許してきたが、もう国民が許さない」と書きました。

―― 私の事務所に引いてあるKDDIの「au ひかり」ケーブルは、もともと東電の「TEPCO ひかり」でした。なんと東電が通信事業にまで進出していたのです。現在テレビに出てくる東電の武藤副社長(背の高い人)は、前歴が通信事業本部長だったそうです。

―― 電気事業者が通信にまで進出するなどはとんでもないことでした。DTIに売却したのは、政府からの指導だったと思います。いやそう信じます。そうでなければならないからです。

―― ここで公共の施設、サービスである鉄道、通信、都市ガスと電力とを比較して見ましょう。まず表を作成しました。以下の通りです。

       <所有線路>   <線路に載せるサービス> <競合者>
<東京電力>   電力ケーブル     電力         無       
<JR東日本>  鉄道レール      列車運行       私鉄、公鉄 
<NTT東日本> 通信ケーブル     無          KDDI、SB
<東京ガス>   ガスパイプ      都市ガス       灯油、LPG

この表でみると、東電の「競合者無し」という独占状況は突出しています。

―― 現在私が普及に努めているISO31000に関連して福島原発危機を書いていますが、ISO31000はリスクマネジメントの国際規格です。そして広義リスクマネジメントの中にはクライシスマネジメントが含まれています。但しISO31000には含まれていません。

 次ブログにつづきます。

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