原発危機 ISO31000リスクマネジメント 電力自由化(8)
前ブログにおいて、JR、NTT、ガスとの比較表を見て、東電の「競合者無し」という独占状況は突出していると述べました。
―― この表から見ると、東電が電力ケーブルとそれに乗せるサービスである「電力」の両方を事業として所有し、かつ、競合者が居ないという事実は「奇異」でしかありません。こんな状況を許していた政府の無能を怪しみます。指導したのは自民党でしょうか。
―― JR東日本は鉄道レールを所有し、それに載せるサービスとして「列車運行」を事業としています。しかし競合者が居ます。例えば、東京小田原間の列車運行サービスに対して「小田急」という競合者です。
だから料金値上げに対する抑制力のみならず、労働組合の勝手な論理によるストに対する抑制力にもなっています。JRの独占を崩した人は中曽根さんです。そして中曽根さんは自民党です。真に国家のことを思う人は自民党にもいました。
―― 現在私が普及に努めているISO31000に関連して福島原発危機を書いていますが、ISO31000はリスクマネジメントの国際規格です。そして広義リスクマネジメントの中にはクライシスマネジメントが含まれています。但しISO31000には含まれていません。
次ブログにつづきます。