福島原発危機リスクマネジメントISO31000官僚制度(2)
前ブログにおいて、官僚に「間違い」もなければ「暴走」もないといいました。
しかし官僚が暴走した例はあります。例示すると、大東亜戦争前の我が国において官僚が「暴走し」、その結果大きな「間違い」を犯しました。
―― その官僚とは大日本帝国陸軍です。「軍艦」で構成されている大日本帝国海軍に比べて、「人」で構成されている陸軍は、典型的な官僚組織でした。
―― 陸軍という官僚組織が大きな間違いを犯し、その結果領土と領海は、何分の一かに大きく削減されました。
―― 歴史に「もし」はありませんが、もしも大東亜戦争をしなければ、日本の領土・領海の面積は、世界の約1/5を占める広大なものでした。とくに領海が大きなものでした。
―― 領土・領海が大きく削減されましたが、幸いにして豊かな日本列島の「山河」が残りました。ですから、復興することができました。「国敗れて山河あり」とは、正にこのことでした。
福島原発危機に関連してリスクマネジメントISO31000を説いています。その関連で、我が国の官僚制度に関する私見を述べています。