福島原発危機リスクマネジメントISO31000官僚制度(3)
前ブログにおいて、官僚が「暴走」した例として大東亜戦争突入時の旧大日本帝国陸軍のことを紹介しました。
―― 間違いを起こした官僚は、やっかいなことに武装していました。ですから暴走しやすいという側面をもっていました。「問答無用」といって競争相手を切り捨てることができたのです。すなわち官僚が武力をもっていたのです。5.15事件や、2.26事件は官僚暴走の発端でした。
―― しかし官僚が武力をもっていた事実は、大日本帝国陸軍だけではありません。江戸時代の官僚である武士は、「武士」の文字通り武装していました。官僚が武装していたのです。しかも「切り捨て御免」のルールがありました。
―― ところが、官僚たる武士が暴走したという歴史的事実は、私はこれを知りません。島原の乱は、戦国時代の名残りであり、官僚(武士)暴走とは関係ありません。
福島原発危機に関連してリスクマネジメントISO31000を説いています。官僚制度に対する批判があるので、官僚を弁護する立場で我が国の官僚制度に関する私見を述べています。