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福島原発危機リスクマネジメントISO31000官僚制度(5)

前ブログにおいて、江戸時代の官僚である武士は倫理教育を受けていたと述べました。

これに対して大東亜戦争に突入した昭和の官僚である陸軍は、倫理教育を受けていたのでしょうか。

―― 御自分が示達した訓令(陸訓一号)、いわゆる戦陣訓の「生きて虜囚の辱めを受けず」があるにも拘らず、自分自身が「生きて虜囚の辱めを受けた」陸軍出身の首相がいました。即ち東京裁判によって絞首刑を受けました。自殺を禁止しているキリスト教の影響が強いドイツのヒトラーでさえ、自決して死体を敵軍に渡すことはなかったのに。

―― 南方では、多くの将兵が投降せずに死ぬまで戦いました。戦陣訓を示達した陸軍出身の首相の倫理はどうなっていたのでしょうか。とても倫理教育を受けたとは思えません。私は江戸時代の厳しい倫理教育を受けた武士の子孫だけに、とても信じられません。

―― 話もどって陸軍官僚は暴走した結果、米国に戦争を仕掛けて国土を荒廃させました。私は、大東亜戦争に関しては、歴史の大きな流れからみて、我が国にも大儀名分があったと考えていますが、戦争開始に至るまでのプロセスは、陸軍の暴走であり、その結果間違いを犯したと考えています。

福島原発危機に関連してリスクマネジメントISO31000を説いています。官僚制度に対する批判があるので、官僚を弁護する立場で我が国の官僚制度に関する私見を述べています。

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