福島原発危機リスクマネジメントISO31000官僚制度(11)
前ブログにおいて初代は高い志をもっていたと述べました。明治の官僚が高い志をもっていたことを私の曽祖父、北垣国道男爵の例で示しました。
―― 祖父田邉朔郎は、青年時代に成し遂げた京都の「びわ湖疏水」とそれに伴う世界初の事業用水力発電「蹴上発電所」、この電力を利用した「舟のケーブルカー」インクラインの成功によって名が知られています。
―― 田邉朔郎は幕臣儒者の家に生まれ、東大教授や京大教授を歴任したことから、単なる学者と思われている節がありますが、実際は内務省曽祖父北垣国道の下、内務省土木局の土木工事をした官僚技官でもありました。
―― 戊辰戦争の負組でしたが、薩長土肥の軍門に下り、太政官官僚組織の中で生きました。最終的地位は、従三位勲一等です。即ち曽祖父と祖父は武力で片や政権をとり、方や武力で政権を取られた官僚です。
福島原発危機に関連してリスクマネジメントISO31000を説いています。官僚制度に対する批判があるので、官僚を弁護する立場で我が国の官僚制度に関する私見を述べています。