福島原発危機リスクマネジメントISO31000官僚制度(13)
前ブログで、「三代目が武力なしで」官僚になった事例を紹介しました。今回は武力行使なしで官僚になった事例です。
―― 私は我が国の官僚に対してはシンパです。即ち、敵意ではなくて味方意識をもっています。これは私が我が国官僚組織のお陰で他の人よりは精神的、かつ、物質的に恵まれた生活させていただく家庭に生まれたことに起因しています。
―― 私の親族には、戦前の親任官が1名、勅任官が6名います。名前を挙げると、親任官の曽祖父北垣国道(内務省)、直任官の祖父田邉朔郎(内務省、文部省)、父親田邉多聞(内務省)、母方祖父有賀光豊(大蔵省)、義理の伯父猪熊信二(商工省)、義理の叔父湯本武雄(大蔵省)、大叔父田邉太一(外務省)、官位は最低でも従三位であり、最高は正二位です。身内の贔屓目ではありますが、すべて有能な官僚であり、自ら旗を振って国家的プロジェクトを推進した高級官僚です。
―― 戦前は定年を迎えた高級官僚は、退職後自分が好めば「悠々自適」の生活を送ることができました。ですから戦前には現在のような「天下り」はありませんでした。その理由は①在職中の給料が極めて高く、かつ、②退職後は在職中の給料の半分相当額が「恩給」として生涯現役支給されたからです。
福島原発危機に関連してリスクマネジメントISO31000を説いています。官僚制度に対する批判があるので、官僚を弁護する立場で我が国の官僚制度に関する私見を述べています。