エネルギーマネジメントシステムISO50001要求事項とその対策(4)
ISO50001に関するブログを書いています。ISO14001の19条項から7条項が追加になって26条項になりました。その追加条項はエネルギー特有のものですが、石油化学プラントの省エネ技術開発/省エネ設計/省エネプラント建設に携わってきた私にとって、その理解は極めて容易なものがありました。そこでそれを紹介しています。以下は、前ブログからのつづきです。
―― 私が卒業した京都大学工学部燃料化学科は、大東亜戦争の戦争遂行目的に沿った国策学科でした。日本を救うための石炭/石油エネルギー変換技術開発を目的としていました。外国から石油エネルギーの供給をストップされた日本を救うための技術開発です。そして燃料化学科の目的は、戦闘機(ピストンエンジン)用ハイオクタンガソリン製造技術開発でした。
―― 開戦初期において首尾よく確保したインドネシアスマトラ島パレンバンの石油は、選局が悪化するにつれて本土への輸送ができなくなりました。輸送タンカーが米国潜水艦によって二本に到着しなくなったからです。
―― 航空機ガソリンがないと米国と戦えません。そして航空機が戦艦に勝る事実を米国に教えたのは、皮肉にも日本でした。御存知の通り、緒戦の一週間において、日本の航空機が太平洋の米英艦隊を無力化しました。ハワイ海戦とマレー沖海戦です。
次ブログにつづきます。