エネルギーマネジメントシステムISO50001要求事項とその対策(9)
ISO50001に関するブログを書いています。最初に私のエネルギーマネジメン原点である京都大学工学部燃料化学科を紹介しました。その後で経験した三菱化学におけるエネルギーマネジメント経験は今ブログでは省略します。他のブログですでに紹介済みですから。以下は、前ブログからのつづきです。
―― ISO50001が2011年6月に発行されましたが、早くも認証/登録が始まったと報じられています。ISO認証/登録件数が低迷する中で、審査機関は絶好のビジネスチャンス到来と映るようです。
―― しかしよく考えてください。ISO50001は、企業のための規格であり、審査機関のための規格ではありません。
―― 素材・エネルギー産業においては、もともとエネルギーマネジメントを実施しています。私が定年まで勤務した三菱化学を例にとると、エネルギーマネジメントは日常業務として実施されていました。そして私は、33年間エネルギーマネジメントを担当していました。
―― その経験からして三菱化学等の素材・エネルギー企業は、法的/行政的要請対応以外ではISO50001認証取得をする必要がないと考えます。
次ブログにつづきます。