田辺(田邉)太一蓮舟のつぶやき 翁の著書:幕末外交談から(2-13)
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薩長が無視した徳川時代の遺産に関して田邉太一はつぶやく。
<徳川時代は 闇ではなかった>
明治の近代化の基礎は、すでに徳川時代にできていた。明治の文明開化は幕府265年間に蓄積された強大な土台の上に積み重ねられたもの。薩長政府が自分達は欧米の知識を導入して成功させたと主張しているが、それは手柄の横取りだ。歴史は常に勝者が描く。明治維新も非例外。私は地道に学問の積み上げをやってきた幕臣学者家の子孫の立場からこのように主張する。
<ユニークな天皇制>
徳川時代は、すでに世界有数の科学技術保有国だった。これが他国に例を見ないユニークな天皇制の下で平和裡に明治時代に継承され、薩長が文明開化と称する急速な発展を遂げた。天皇制のお陰である。しかし薩長藩閥政府はそのことを隠蔽した。今回は結果が悪くはなかったから許容範囲に入るが、将来天皇制を私利私欲に利用して悪い結果を人がでることを危惧する。
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