田辺(田邉)太一蓮舟のつぶやき 翁の著書:幕末外交談から(2-9)
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<明治薩長政府の外国事務所>
遠く西から江戸へ攻めあがってきた薩長政府は、1869(明治2)年に外務省をつくったが、自力でこれを運営できるわけがない。第一、それまでに外国と交わした約束がある。だから外務省は、幕府外国奉行所の事務をそっくり引き継がざるを得なかった。そしてその事務を担当していた幕府の人材を必要とした。幕府外交実務のトップ、生き字引の私も必要とされた。
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