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爆発死亡事故を起こした東ソー塩ビ工場は、先輩エンジニアの安全技術を必要に応じて伝承しているか(10)。

前のブログからつづきます。

 ―― 死亡者が出なければ事情は緩和されます。事例を上げましょう。

―― 福島原発事故においてあれほど甚大な災害が発生しても、警察の捜査を受けたという話は報道されていません。私は、死亡災害で出ていないからだと考えています。

 ―― 死亡者どころか、怪我人の発生も報告されていません。死傷病報告書23号様式(休業4日以上)の提出は必要がないようです。ただひとつ、ベータ線による軽度の火傷が発生したようですが、休業4日未満だったようです。24号様式の提出だけで済んだのでしょう。

 死亡災害がでるか、でないかによって警察の扱いが天と地ほどの差があるのです。企業はこのことをよく知っています。

 
次ブログへつづきます。

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