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爆発死亡事故を起こした東ソー塩ビ工場は、先輩エンジニアの安全技術を必要に応じて伝承しているか(12)。

前のブログからつづきます。

 三菱化学水島事業所の関係者の懸命な努力の結果、全身火傷の労災被災者が命を取り止めたことを前ブログにおいて紹介しました。

 ―― 死亡災害が発生した際の労災等級は最高の14級ですが、これが大きく下がりました。このためでしょうか。警察も監督署も、深い追求はしてきませんでした。

 ―― 今回の東ソー事故は、死亡災害が発生したのですから、当局の追及は厳しいものがあると予想されます。

 ―― 事故を発生させてはいけません。特に重篤災害を発生させてはダメです。そして安全々々と叫んでいても、重大災害は防止できません。叫んで防止できる事故葉些細な行動災害だけです。そして化学会社においては、行動災害よりも設備災害による労災の方がはるかに損害が大きいのです。ですから設備災害に関しては格別の取り組みが必要です。

次ブログへつづきます。

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