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爆発死亡事故を起こした東ソー塩ビ工場は、先輩エンジニアの安全技術を必要に応じて伝承しているか(13)。

前のブログからつづきます。

 設備災害に関しては"格別の取り組"みが必要であると前ブログで書きました。

 ―― リスクの発見力
これがポイントです。

―― 行動災害に関しては「ゼロ災」を叫び「安全々々」と叫ぶことによって低減できます。いわゆる不安全行動をしないようにすればよいのですから。しかし設備災害は、叫んでもだめです。いくら叫んでも設備の劣化は自動的には回復しません。

―― 設備災害に関しては設備の中で進行している劣化等のリスク増大を察知する活動が必要です。この活動にはリスク発見力が大切です。

―― この大切なリスク発見力は、自社だけでは調達できません。限界があるのです。毎日同じものを見ているとそれが当たり前に見えてきます。また昔からやっているので問題はないと思い込んでいます。ですから外部の目が必要です。

次ブログへつづきます。

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