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京都の命の水、琵琶湖疏水の設計者、田邉(辺)朔郎とそれを命じた正二位男爵枢密顧問官北垣国道が義理の親子 ― 子孫が語る(2)

前ブログからつづきます。

京都の琵琶湖疏水を最初に説明します。拙著「びわ湖疏水にまつわる、ある一族のはなし」のプロローグ(びわ湖疏水の概要)を、言葉つかいの修正等だけ加え、略そのまま紹介します。

―― 琵琶湖疏水とは、今から120年前に作られた、琵琶湖から京都市へ水を運ぶ用水路です。2011(平成23)年の現在、京都市が世界遺産登録を目指しています。第一期工事とも言うべき第一疏水と、後に造られた第二疏水からなります。

―― 第一疏水は、交通、感慨、動力、飲料水確保など多目的です。全長約20キロメートル、流量は毎秒約8立方メートルです。舟が通れる構造をとり、滋賀県大津市から山科を経由して京都市三条蹴上のウエスチン都ホテル京都の前で京都市内に注ぎます。

―― 途中にトンネルが4箇所あり、その総延長は約4キロメートルです。その中で最長のトンネルは、大津・山科間の長等山トンネルであり、約2.5キロメートルです。

次ブログへつづきます。

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