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片山東熊(国宝迎賓館の設計者)と田邉(辺)朔郎(京都の命の水、琵琶湖疏水の設計者)が義理の兄弟 ― 姻戚子孫が語る(3)

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―― 皇居内豊明殿の直ぐ横にレンガ作りの煙突があったそうです。地震でもおきたら大変と、宮内省内匠頭(たくみのかみ)を拝命していた片山東熊から田邉(辺)朔郎に相談がありました。朔郎は早速に設計・建設に取り掛かり、1891(明治24)年に完成しました。

―― 約30メートルの鉄製煙突は当時としては断然新記録です。エッフェル塔が完成したのが、その2年前の1889年ですから、鉄製構築物としてはいかに早かったかがお分かりでしょう。

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