トップページ
税理士 会計士 行政書士 司法書士 社労士
弁護士 弁理士 中小企業診断士 経営コンサルタント 保険代理店
HOME > 経営コンサルタント > 有限会社 田辺コンサルタント・グループ > ブログ > 爆発死亡事故を起こした東ソー塩ビ工場は、先輩エンジニアの安全技術を必要②応じて伝承しているか(3)。

爆発死亡事故を起こした東ソー塩ビ工場は、先輩エンジニアの安全技術を必要②応じて伝承しているか(3)。

前のブログからつづきます。

 ―― 塩ビ漏洩の直接原因は、ヨーク弁の破壊でした。しかし根本原因は他にありました。タンクからヨーク(轡)弁に至る導管に元弁が設置されてなかったのです。

 ―― 高圧ガス貯槽ですから、新設時には高圧ガス保安法に従って元弁は設置されていました。ところが使用を重ねるうちに定期修理の際、設備管理の係りの人がこれを撤去したそうです。いわく「長年使用していないから。不要だろう」と。塩ビ重合工場の責任者(課長)はそのことを知りませんでした。

 ―― このような初歩的ミスを見逃したということで、その課長はは書類送検を受け、その結果有罪になったそうです。

 ―― 私の知っている限りにおいては、この事件が「責任者が刑事罰を受けた」事例の最初です。それまでは、原因作業に直接従事した作業員だけが処罰されていました。

次ブログへつづきます。

この記事をソーシャルブックマークやミニブログへ登録・共有する

« 前の記事へ | トピック一覧へ | 次の記事へ »

アーカイブ

最近のエントリー

このページのトップへ