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京都の命の水、琵琶湖疏水の設計者、田邉(辺)朔郎とそれを命じた正二位男爵枢密顧問官北垣国道が義理の親子 ― 子孫が語る(4)

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「哲学の道」として知られる疏水べりの道は、この支線の東山の裾部分です。現在この支線の水は埋設鉄管により、ほぼこのルートに沿って京都工芸繊維大学の南に位置する松ヶ崎浄水場へ送られます。だから機能的には不要です。しかし景観保存のために銀閣寺の辺りまで必要最小限度の水が確保されています。それから先は廃線されました。

―― 第二疏水は飲料水確保が目的です。大津からインクライン上部まで一直線にトンネルで結びます。流量は毎秒約15立方メートルです。舟は通れません。第一疏水の22年後に完成しました。

―― 琵琶湖疏水の内、すでに利用されなくなった部分が観光地として幹線水路よりも有名です。すなわち、「インクライン」、「哲学の道」、及び「南禅寺の水路閣」です。だから、京都の疏水と言えば小さな小川ぐらいに誤解されています。

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