京都の命の水、琵琶湖疏水の設計者、田邉(辺)朔郎とそれを命じた正二位男爵枢密顧問官北垣国道が義理の親子 ― 子孫が語る(7)
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こんな大事業を京都市だけで実行しました。第三代京都府知事北垣国道が事業化推進。工部大学校で「琵琶湖疏水」をテーマに卒業論文を書いた、21歳の田邉朔郎が工事の設計・総監督に当たりました。
―― 京都府だけで実施したために、完成を危ぶんでいた国は当初冷淡でした。しかし見事に完成しました。竣工式には明治天皇・皇后両陛下が御臨席されました。「車駕東行」以来始めてで、20年振りの天皇陛下の御還幸に京都市民は歓喜しました。
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