柳営会とは(13)・・・幕臣子孫の会
「柳営会とは(12)」からつづきます。「柳営会」を簡単に言うと「幕臣子孫の会」です。
ここで徳川将軍家譜代旗本田辺家の暮らしを紹介します。譜代旗本田辺家の暮らしを紹介します。大番与力、書院番与力、富士見宝蔵番士だったとすでに紹介しました。
与力は江戸市中を馬に乗って通行する特権が与えられていました。そこで私から7代前の大番与力田辺次郎大夫貞斎の生活ぶりを一部想像も加えて再現してみましょう。
騎乗権を行使するために、馬一頭を飼っていました。多分予備としてもう一頭飼っていたでしょう。すると馬丁が一人必要でした。さらに登城の際は、列の前に槍を立てることになります。ですから槍持ち一人、そして家来が必要です。だから家侍一人、さらに雑用担当の仲間が2~3人要ります。合計5~6人の家来をもっていたと推定されます。ですから、「玄米年80石の給与」生活は決して楽ではなかったと思われます。
この「柳営会とは」の項をお読みになって、「柳営会会員資格がある」と思い、かつ、入会したいと思う方は私田邉康雄に御連絡ください。入会資格があるかも知れないと私が思った場合は、柳営会の事務局へ紹介申しあげます。
「柳営会とは(14)」へつづきます。