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リスクマネジメントの記事一覧

福島原発危機リスクマネジメントISO31000官僚制度(6)


前ブログにおいて、戦前に暴走した官僚陸軍の人達は倫理教育を受けていたとは思わないと述べました。

―― しかし陸軍の暴走を許容し、むしろそれを鼓舞した大多数の国民にも大きな責任があると私は考えます。

―― 時代変わって官僚制度の内容が大きく変化した戦後の日本においては、官僚の暴走はあり得ません。我が国の官僚は国際的に見ても、際立って優秀です。なぜなら長い歴史がありますから。即ちこの制度は1400年の歴史があります。

―― 日本の官僚制度の起源は、西暦645年の「大化改新」にあると考えます。渡来人豪族曽我氏を天智天皇と藤原鎌足が武力クーデター(大化の改新)によって倒して天皇を中心とする官僚制度の基礎ができました。

福島原発危機に関連してリスクマネジメントISO31000を説いています。官僚制度に対する批判があるので、官僚を弁護する立場で我が国の官僚制度に関する私見を述べています。

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福島原発危機リスクマネジメントISO31000官僚制度(5)

前ブログにおいて、江戸時代の官僚である武士は倫理教育を受けていたと述べました。

これに対して大東亜戦争に突入した昭和の官僚である陸軍は、倫理教育を受けていたのでしょうか。

―― 御自分が示達した訓令(陸訓一号)、いわゆる戦陣訓の「生きて虜囚の辱めを受けず」があるにも拘らず、自分自身が「生きて虜囚の辱めを受けた」陸軍出身の首相がいました。即ち東京裁判によって絞首刑を受けました。自殺を禁止しているキリスト教の影響が強いドイツのヒトラーでさえ、自決して死体を敵軍に渡すことはなかったのに。

―― 南方では、多くの将兵が投降せずに死ぬまで戦いました。戦陣訓を示達した陸軍出身の首相の倫理はどうなっていたのでしょうか。とても倫理教育を受けたとは思えません。私は江戸時代の厳しい倫理教育を受けた武士の子孫だけに、とても信じられません。

―― 話もどって陸軍官僚は暴走した結果、米国に戦争を仕掛けて国土を荒廃させました。私は、大東亜戦争に関しては、歴史の大きな流れからみて、我が国にも大儀名分があったと考えていますが、戦争開始に至るまでのプロセスは、陸軍の暴走であり、その結果間違いを犯したと考えています。

福島原発危機に関連してリスクマネジメントISO31000を説いています。官僚制度に対する批判があるので、官僚を弁護する立場で我が国の官僚制度に関する私見を述べています。

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福島原発危機リスクマネジメントISO31000官僚制度(4)

前ブログにおいて、江戸時代の官僚、武士は刀を指し、かつ、「切捨て御免」なるルールの下で自由に振舞っていたと書きました。

―― なぜ武士が暴走しなかったのでしょうか。その理由は倫理感だと思います。武士は子供の頃から厳しい倫理教育をうけました。幕臣なら昌平坂学問所、各藩なら藩校に通い、武力を磨くだけでなく、むしろそれはマイナーであり、朝から晩まで漢文の素読をやらされていました。

―― その漢文は倫理に関するものが多かったのです。例えば「論語」でした。この素読によって「刷り込み」を受けました。倫理感の刷り込みでした。

―― この辺りの事情は、私が生まれた田辺家は幕臣の家であり、かつ、儒学者の家だったのでよく分かっています。先祖の中でも田邉新次郎石庵はかなり名が知られています。昌平坂学問所教授であり、甲府徽典館の学頭でした。その石庵の養祖父田邉次郎大夫貞斉も雑学者としてかなり知られています。

福島原発危機に関連してリスクマネジメントISO31000を説いています。官僚制度に対する批判があるので、官僚を弁護する立場で我が国の官僚制度に関する私見を述べています。

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福島原発危機リスクマネジメントISO31000官僚制度(3)

前ブログにおいて、官僚が「暴走」した例として大東亜戦争突入時の旧大日本帝国陸軍のことを紹介しました。

―― 間違いを起こした官僚は、やっかいなことに武装していました。ですから暴走しやすいという側面をもっていました。「問答無用」といって競争相手を切り捨てることができたのです。すなわち官僚が武力をもっていたのです。5.15事件や、2.26事件は官僚暴走の発端でした。

―― しかし官僚が武力をもっていた事実は、大日本帝国陸軍だけではありません。江戸時代の官僚である武士は、「武士」の文字通り武装していました。官僚が武装していたのです。しかも「切り捨て御免」のルールがありました。

―― ところが、官僚たる武士が暴走したという歴史的事実は、私はこれを知りません。島原の乱は、戦国時代の名残りであり、官僚(武士)暴走とは関係ありません。

福島原発危機に関連してリスクマネジメントISO31000を説いています。官僚制度に対する批判があるので、官僚を弁護する立場で我が国の官僚制度に関する私見を述べています。

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福島原発危機リスクマネジメントISO31000官僚制度(2)


前ブログにおいて、官僚に「間違い」もなければ「暴走」もないといいました。

しかし官僚が暴走した例はあります。例示すると、大東亜戦争前の我が国において官僚が「暴走し」、その結果大きな「間違い」を犯しました。

―― その官僚とは大日本帝国陸軍です。「軍艦」で構成されている大日本帝国海軍に比べて、「人」で構成されている陸軍は、典型的な官僚組織でした。

―― 陸軍という官僚組織が大きな間違いを犯し、その結果領土と領海は、何分の一かに大きく削減されました。

―― 歴史に「もし」はありませんが、もしも大東亜戦争をしなければ、日本の領土・領海の面積は、世界の約1/5を占める広大なものでした。とくに領海が大きなものでした。

―― 領土・領海が大きく削減されましたが、幸いにして豊かな日本列島の「山河」が残りました。ですから、復興することができました。「国敗れて山河あり」とは、正にこのことでした。

福島原発危機に関連してリスクマネジメントISO31000を説いています。その関連で、我が国の官僚制度に関する私見を述べています。

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福島原発危機リスクマネジメントISO31000官僚制度(1)

前ブログにおいて電力の地域独占を許してきたことは、我が国の官僚制度と強い結びつきがあると述べました。今回からその官僚制度に関して思うところを開示します。

―― 福島原発に関して「原子力政策が間違っていた。官僚の暴走だった」との意見が飛び交っています。果たしてそうでしょうか。私の知る限りにおいては、官僚に「間違い」もなければ「暴走」もありません。

―― 官僚の「無謬性」ということばを御存知でしょうか。官僚のやったことに間違いはないのです。

―― また暴走をしないことが、我が国官僚の特徴なのです。官僚は決して暴走しません。

福島原発危機に関連してリスクマネジメントISO31000を説いています。その関連で、我が国の官僚制度に関する私見を述べています。

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原発危機 ISO31000リスクマネジメント 電力自由化(12)

前ブログにおいて、製造と販売を分離して成功した例を挙げました。話を東電の地域独占に戻します。

―― 通信線路の場合は、自前の線路をどこかに(少しでよいから)もっていることが認可の条件だそうです。たとえばソフトバンクが通信線路業者として認可されていますが、自前の線路をもっています。これに倣って第二東電もどこかに(少しでも)自前の線路をもつことを認可の条件としてもよいです。

―― あるいは、別のやり方があります。東電は、配電網(電力グリッド)だけの会社にします。そして発電所は切り離します。そして複数の発電所から電力を卸してもらいます。電源開発株式会社や日本原子力発電株式会社から卸してもらっていることに同じです。さらに発電所建設の認可条件は緩くして三菱化学、新日本製鉄、新日本石油精製などの民間事業者が参入し易いようにします。

―― 電力の「地域独占」を許してきたことは、我が国の官僚制度とつよく関係があると思っています。ついては明日から、その官僚制度に対して思っていることを述べてみたいと思います。

―― 現在私が普及に努めているISO31000に関連して福島原発危機を書いていますが、ISO31000はリスクマネジメントの国際規格です。そして広義リスクマネジメントの中にはクライシスマネジメントが含まれています。但しISO31000には含まれていません。
 

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原発危機 ISO31000リスクマネジメント 電力自由化(11)


前ブログにおいて、真に国家のことを思うなら、能率を考えるべきだといいました。

真に国家のことを考えたかどうかは知りませんが、組織分割により能率アップした例があります。製造と販売を別組織にすると能率が挙がった例。例えば以下の例です。

<自動車>   トヨタ自動車   トヨタ自動車販売
<石油製品>  新日本石油精製  日本石油
         東燃ゼネラル   エッソ/モービル 

―― 製造と販売は、全く別の機能であり、この機能を果たすためには、全く異なる力量が求められます。

東京電力が、電力ケーブルと発電所を地域独占していることはまことに奇異な状況です。製造(発電)と販売(電力ケーブル)が一緒ですから。

―― 現在私が普及に努めているISO31000に関連して福島原発危機を書いていますが、ISO31000はリスクマネジメントの国際規格です。そして広義リスクマネジメントの中にはクライシスマネジメントが含まれています。但しISO31000には含まれていません。

 次ブログにつづきます。

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原発危機 ISO31000リスクマネジメント 電力自由化(10)


前ブログにおいて、電電公社や国鉄の独占を崩したのは、国を思う政治家だったと述べました。

―― 今の政治家が「真に国家」のことを考えているのでしょうか。とてもそのようには思えません。東電幹部が「真に国家」のことを考えているのでしょうか。とてもそのようには思えません。
―― 地震津波を「想定外」として嘯(うそぶ)いている姿に「国家」を思う姿は微塵も感じられません。単なる個人的保身に走る惨めな老人の姿だけです。「鉄は国家なり」を合言葉にして国に対して石炭/鉄鋼への傾斜経済をもとめて戦後日本の復興に励んだ八幡製鉄や富士製鉄の経営陣を見習ってほしいものです。「千葉製鉄所にぺんぺん草を生やさせて見せる」と一万田日銀総裁に言われても、リスクを冒して製鋼メーカーから銑鋼一貫メーカーへの脱皮を成功させた川崎製鉄の西山社長を見習ってほしいものです。

―― また東電の祖であり、国家のことを案じた「電力の鬼」松永安ヱ門様は、徹底的な官僚嫌いだったと聞きます。そして徹底的な民間論者だったと聞きます。現在の東電が経済産業省と「べったり」の関係であることはどうしたことでしょうか。松永安ヱ門様が聞いたらなんと言われるでしょうか。

―― 真に国家のことを考えたのなら、能率アップを考えるべきです。国際的にみても、決して安いとは言えない電力を供給しつづけてきた独占電力会社が国家のことを考えて行動してきたとは、とても思えません。

―― 現在私が普及に努めているISO31000に関連して福島原発危機を書いていますが、ISO31000はリスクマネジメントの国際規格です。そして広義リスクマネジメントの中にはクライシスマネジメントが含まれています。但しISO31000には含まれていません。

 次ブログにつづきます。

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原発危機 ISO31000リスクマネジメント 電力自由化(9)


前ブログにおいて、東電が電力ケーブルとそれに乗せるサービスである「電力」の両方を事業として所有し、かつ、競合者が居ないという事実は「奇異」でしかないと述べました。

―― 電電公社(NTT)の通信独占を崩したのは、第二電電を起業した民間企業の京セラです。郵政省(現総務省)の牙城を崩しました。郵政大臣にも国を思う政治家がいました。その政治家は自民党です。また国鉄の長距離鉄道輸送独占を切り崩したのは、中曽根康弘さんです。国を思う政治家です。

―― 自民党は立派な政党であり、私は最近まで継続的に支持してきました。しかし自民党の中に「族議員」と称する特定の利益団体の利益を代表する議員がいることを知って支持をやめました。例示すると、建設族議員です。いわゆる「箱もの」を地方公共体に作らせて生きている議員です。

―― 電力にも電力族議員がいるのかと思ったのですが、いないようです。その代わりに電力会社、あるいはその幹部から自民党に多大な献金がでていることを知りました(新聞情報)。これでは族議員と同じ悪効果を及ぼすので、今後も自民党の応援はやめます。だからと言って民主党を応援するのではありません。
真に国家のことを考え、100年以上の歴史のある日本特有の「すばらしい」官僚制度をうまく活用する政治家が、党派を超えて出現することを期待します。

―― 現在私が普及に努めているISO31000に関連して福島原発危機を書いていますが、ISO31000はリスクマネジメントの国際規格です。そして広義リスクマネジメントの中にはクライシスマネジメントが含まれています。但しISO31000には含まれていません。

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原発危機 ISO31000リスクマネジメント 電力自由化(8)


前ブログにおいて、JR、NTT、ガスとの比較表を見て、東電の「競合者無し」という独占状況は突出していると述べました。

―― この表から見ると、東電が電力ケーブルとそれに乗せるサービスである「電力」の両方を事業として所有し、かつ、競合者が居ないという事実は「奇異」でしかありません。こんな状況を許していた政府の無能を怪しみます。指導したのは自民党でしょうか。

―― JR東日本は鉄道レールを所有し、それに載せるサービスとして「列車運行」を事業としています。しかし競合者が居ます。例えば、東京小田原間の列車運行サービスに対して「小田急」という競合者です。
だから料金値上げに対する抑制力のみならず、労働組合の勝手な論理によるストに対する抑制力にもなっています。JRの独占を崩した人は中曽根さんです。そして中曽根さんは自民党です。真に国家のことを思う人は自民党にもいました。

―― 現在私が普及に努めているISO31000に関連して福島原発危機を書いていますが、ISO31000はリスクマネジメントの国際規格です。そして広義リスクマネジメントの中にはクライシスマネジメントが含まれています。但しISO31000には含まれていません。

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原発危機 ISO31000リスクマネジメント 電力自由化(6)


前ブログにおいて、「電力自由化」が2000年に実現したものの、不十分であったと言いました。参入条件が厳しすぎたために、形式的な自由化だったのです。

―― 東電に対して政府は、安定供給と引き換えに独占を許してきたのですが、その安定供給が果たせなくなって「計画停電」などの経済活動に著しい支障をきたしている東電です。もう独占は許されません。国民が許しません。

―― 因みに言うと、計画停電の「計画」という言葉はとても失礼な言葉です。計画という言葉には、「送電側は計画して事前にお知らせしているのだから受電側は準備できるだろう」という押し付けがましい姿勢がチラホラ見え隠れします。

―― 自分達の発電機を立ち上げたり、止めたりするのにどれだけ時間を要するのでしょうか。そのことを考えれば「計画」などという言葉は使用できない筈です。計画停電するなら、東電本社のある東京都千代田区からやってほしいと思います。

―― 現在私が普及に努めているISO31000に関連して福島原発危機を書いていますが、ISO31000はリスクマネジメントの国際規格です。そして広義リスクマネジメントの中にはクライシスマネジメントが含まれています。但しISO31000には含まれていません。

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原発危機 ISO31000リスクマネジメント 電力自由化(5)

前ブログにおいて、アスファルトのガス化プラントは大きな石油化学プラントであると言いました。

―― 一応2000年に「電力自由化」が実現しました。しかし形式だけです。グリッド(配電網のこと)につなぎ込む際の条件が厳しくて自由化率が上がらないそうです。現在2%(テレビ情報)であり、大規模工場で信頼性の極めて高い発電機によって起こしている電気だけが受け入れられるからです。意図的に条件を厳しくしているとしか思えません。

―― 契約は以下のような形になるでしょう。「私田邉康雄は、三菱化学から電力を購入します。万が一、発電所のトラブルによって電力購入できなくなっても文句は言いません」と。そして万が一に備えて新日本石油と契約しておくことになるでしょう。

―― 消費者にとっては電力料金が安くなるというメリットがあります。一方国にとっては、発電所の立地に対する制約が少なくなり、電力不足が解消されます。競争原理が働いた場での資本主義に相応しい供給/消費の構図が出来上がります。

―― 現在私が普及に努めているISO31000に関連して福島原発危機を書いていますが、ISO31000はリスクマネジメントの国際規格です。そして広義リスクマネジメントの中にはクライシスマネジメントが含まれています。但しISO31000には含まれていません。

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原発危機 ISO31000リスクマネジメント 電力自由化(4)

前ブログにおいて、新日本石油精製の根岸製油所はアスファルトの有効利用を図って発電所を建設し、その電力を東電に卸売りしていると言いました(新聞情報)。

―― 私は石油化学プラントの専門家ですからその発電プラントの様子は容易に想像できます。即ち想像するに、アスファルトのガス化プラント収納建屋は、ガスタービン発電機収納建屋よりも遥かに大型です。その分だけ建設費が嵩みます。これは外観上、発電所というよりは、石油化学プラントです。
この想像の源は、勤務していた三菱化学の四日市事業所の、アスファルトを原料とする「シェルのガス化炉」です。水素を得る目的のプラントでした。

―― シェルのガス化炉は安定化するまでに多くの時間を要します。また不安定であり、2つの炉を設置して交代で操業します。不安定ですから、予期せぬシャットダウンに備えて大きなガスホルダーが必要です。
ガスタービンを回すだけなら、灯油の直焚きで事足りるのに、なぜアスファルトのガス化によるガスタービン発電なのでしょうか。
ジェット機は灯油でガスタービンを回して飛行しています。発電を灯油燃料タービンでやってはダメなのでしょうか。不思議に思われませんか。

―― それは認可条件をクリアーするためです。
価値の低いアスファルトを有効利用するという大儀名分がないと認可しないのです(新聞情報)。灯油を使う。あるいはLNGを使うでは認可されないのです。この方が建設費を勘案するとトータル安いのに。

―― 現在私が普及に努めているISO31000に関連して福島原発危機を書いていますが、ISO31000はリスクマネジメントの国際規格です。そして広義リスクマネジメントの中にはクライシスマネジメントが含まれています。但しISO31000には含まれていません。

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技術者研修/セミナー/ISO31000/リスクマネジメント

弊社の技術者研修の一環としてISO31000セミナーを幾つか企画しています。その中の一つを紹介します。

≪まだ席が空いています≫
現在6月に実施するリスクマネジメントISO31000に関するセミナー、技術者研修を3件御案内しています。その中の無料セミナーの昨日までの申込み者数は46名であり、まだ席が空いているので御案内申し上げます。広い会場を予約し、86席用意しているので余席が40席あるものです。

≪このセミナーの経緯≫
もともとは、リスクマネジメント協会(米国RIMS日本支部)の2011年次大会(3/12)スターティングスピーカーとして講演する予定のものでした。しかし、3/11の東北関東大地震津波によって中止となりました。この年次大会は協会正会員のための大会であり、正会員は無料で出席できるものでした。しかし正会員の紹介を受けた希望者も無料で招待される制度があることを知り、協会の御了解を得て私の知人にこのメルマガを通じて御案内しました。その結果37名様から御申し込みをうけて御招待を決定しておりました。

地震津波当日は3名の方が会場へ行かれました。大会中止は止むを得ないことだったとは言え、申し訳ないことをしました。この年次大会が中止になった後で被招待者から「田邉康雄のリスクマネジメントISO31000を聞きたい」との御希望が大会事務局に寄せられました。しかし今年度の年次大会の代替大会は開催される予定がありません。この状況を補完して被招待者の御要望にお応えするために、私はその御期待にお応えして自己負担で講演会を開催することにしました。即ち会場借用費を私が個人負担して開催します。

≪講演会の詳細≫
演題: ISO31000リスクマネジメントの活用方法と福島原発危機 ~新たな枠組みで明るい未来を~
開催場所:「女性と仕事の未来館」(JR田町駅徒歩一分)
開催日時:来る6月11日(土)14:00(14:20開場)~16:30
参加会費:無料(但しテキストとして使用するアイソス誌6月号1400円をアイソス誌さんが開場で販売するのでこれを各自一冊ずつ購入していただきます。もちろんすでに購入しておられる参加者はそれを持ち込んでいただいて結構でございます)
アンケート: 開場において御意見を収集します。目的は「ISO31000研究会の設立」です。設立目的は次の二つです。即ち、①リスクマネジメント協会へ部会を申請する、及び/又は、②一緒に生涯現役エンジニアをやる人を募る。

≪講演会の目的≫
―― 動機
正会員として登録しているリスクマネジメント協会に対して世間の批判があります。「詐欺まがいの行為」と。現にグーグルに、"リスクマネジメント協会"と"詐欺"を入力して検索するとそう出てきます。これは残念です。ですから正会員として少しでもその噂を払拭して上げたいとの純粋な男気が動機です。一方、私が高い受講料(30万円)を負担して通信講座を受け、リスクマネジメント協会に入会した目的は、同協会がプールしている9400人の人材の中から次項の「生涯現役エンジニア」活動の協力者を探し出すことでした。私に取って大切な協会が「詐欺まがい」と揶揄されることは残念なのです。

―― 目的
私にはライフワークがあります。即ち「生涯現役エンジニア」運動です。高度の技術をもった技術者が定年退職後も技術者としてその能力を発揮できる場を作ることです。これに残された命を捧げたいと思っています。そのツールとして製造業の生産管理(含ISO/安全/リスクマネジメント)を御希望者に無料で教えております。第一の対象者は、すでに定年退職してある程度資格を取得したけれど、その能力を活用する場がない個人事業主の人です。第二の対象者は、現在大企業に勤めていて高度技術に従事しており、定年までそれを継続し、退職後には高度技術を活用して個人事業主としてやって行きたいと願う若い人達です。教える場として「生涯現役エンジニア塾」を主催しています。当社事業の技術者研修のひとつです。これはもう二年になります。そして「働く場」を作ることに関して仕組みもできつつあります。近い将来、その内容をこのホームページで開示する予定です。

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6/11(土)講演会の御希望者は、このホームページの「問合せ」から入ってください。あるいはtanabe-yasuo@tanabe-consul.jpへメールをください。それを受けて主催者のビジネスエデュケーションセンター株式会社の島名さんから正式申込みの用紙が送付されます。どうぞこの機会を御利用ください。

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