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古本

5月の申告も終わり、若干業務も落ち着きを取り戻してきたところで、最近帰宅途中に時間があれば入り浸っているところがあります。

実は古本屋さんです。といっても帰宅途中の時間ですので、遅くまで営業しているとある上場大手の古本屋さんばかりなのですが、その蔵書数には驚かされました。

あまりこれまでは、購入するのがついつい税法の書籍ばかりでしたので、あまり古本屋さんには縁がなかったのですが、今まで抱いていた、床から書籍が雑然と積み上げてある古本屋さんのイメージはなくなりました。

書籍は著者ごとに整然と並べられ、非常に見やすく目当ての書籍を探すことができます。

しかも古本屋さんなので当たり前なのですが、価格がビックリするほどお手ごろ!モノによっては¥105。この未曾有の不況下、消費者の味方!などと思っております。

 

しかし、先日目にした記事なのですが、某出版大手会社がこの古本屋さんに出資してきたとのこと。書籍の出版・流通の上で総合的な取り組みができていくことになるので、いいことなのではないかと思いましたが、それだけでもないようです。

出版会社にとっては、新刊本の流通が滞り、印税が取れないという問題。新刊本が発売された直後に半値で中古本として販売する古本屋さんは天敵であるそうです。それを改善するための出資との見方もあるとのこと。

確かに、新刊本が発刊されないことには、我々は数多くの情報を得られません。出版大手や著者が適正な利益を得られないとなると、我々は欲しい情報を得る機会を逸してしまうことにつながる恐れもあります。

しかし、古本はお手ごろに書籍を手にすることのできる機会を得られるだけでなく、今時代の要請として取りざたされている『3R』(Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル))にもつながる行動です。ある意味ではどんどんと推し進めていかなければならない行動の一つとも思います。

 

なんとか共存共栄でき、そして消費者も納得できる妙案を出してくれる出資であることを願います。

 

そして、探している三国志の残り3冊が早く見つかりますように・・・(売り切れなんです)

 

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