@脱税の記事から・・・@
新聞・テレビ等で脱税に関するニュースとしてよく見かけるパターン。
---A社(本社、東京都新宿区)が、東京国税局に約10億円の申告所得漏れ指摘されていたことが分かった。追徴税額は重加算税を含め約4億円。同社広報部は「見解の相違があったが、指摘に従い納付した」とコメントした。---
この業界に入る前の私は、こうしたニュースを見たり聞いたりすると、
『何で10億円も申告が漏れていて追徴税額が4億円で済むのだろう?隠しておいたほうが得じゃん』と思っていました。
そうです。所得とか税額とかの概念がよくわかっていなかったんですね。
少々乱暴な書き方をすると、
申告所得 × 税率 = (通常の)税額
通常の税額 + 重加算税等 = 追徴税額
という関係にあります。この関係が理解できると、10億円の申告所得漏れに対して追徴税額が4億円となることにも合点がいくようになります。
売上、収入、利益、所得、・・・もちろん専門用語として別々の意味を指しますし、使い分けをしながら仕事をしています。
が、担当先のお客様はどの程度これらの違いを理解していらっしゃるのか?
そんなことを考えながら仕事をするのも楽しいものです。