消費税増税?
W杯サムライJAPANの活躍から2日経ち、各局のニュースのトップも参議院選挙になってきております。
今回の参議院選挙でひとつの争点となっている点は、この先の消費税増税です。
菅首相は国会における所信表明においても、消費税率10%が一つのたたき台であると述べ、昨日も演説先においても、年収300万円前後を目安として、低所得者層に対しては税額控除というような話もされています。
まだまだ議論も行われていない中における財務省(?)の主張でしかないのであろうと思いますが、皆さんも本当に増税となるのか、はたまたどのような税制になるのか非常に不安なのではないでしょうか?
昨日の税額控除という話は、実はカナダの付加価値税が参考になっています。給付つき税額控除にも触れていましたが、低所得者の方には全額還付かどうかは別としてもある程度の税額を還付しようというものです。
その他にも複数税率の話も出ておりました。これは付加価値税導入の各国が行っております。食料品は非課税。でもレストランなどで食事をする分は課税。暖かいテイクアウトの食品も課税。イギリスなどではケーキは非課税、チョコは課税など、なじみのない我々にとっては何だか非常に混乱を起こしそうです。
なにより、消費税率導入時や増税時にも問題になりましたが、店舗側がレジの入れ替えなどでコストがかさむという零細事業者にとって負担増となることも出てまいります。
我々税理士も複数税率は非常に負担増かも...(汗)
しかし国民に負担増を求めるより前に、もっと国民に理解が得られるよう、議員と高級官僚(元高級官僚含む)の皆さんがきちんと襟を正すことが先と思いますが(苦笑)