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▽ お酒と税の話 PART4 ▽

酒のさかな、本来は「酒菜」または「酒媒」と書いたようです。

酒のための菜、または酒のなかだちをするものを指したようです。

必ずしも食べ物とは限らず、「肴舞」(さかなまい)などの言葉もあるように、舞や唄も肴でした。

つまり酒を一層うまくするもの、酒席に興を添えるものが「酒菜」です。

酒、酔、酌、醸造、発酵など、お酒に関係のある漢字には、必ず「酉」が使われています。

酉の字はもともと、酒壺を表した象形文字でした。

酉の付く字の中で、配、酬などのように、お酒とは直接関係の無さそうな字もありますが、実はこれらもお酒と関連があります。

例えば配は、お酒を配りすすめる人を意味しますし、酬は、主人が客にお酒をすすめることを指したところから、応酬、報酬などのように、こたえる、むくいる、を意味しています。

まだまだ暑い日が続きます。ビヤガーデンでの小ネタにしていただければ幸いです。

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