2種類の危険
最近、寝不足の日が続いていますが、やはり日々の生活において睡眠はきちんととっておかなければなりません。飲酒運転ももちろんですが、寝不足のまま車を運転するのも非常に危険です。
今回は、一瞬の居眠りと無意識の行動についてお話します。
深夜から夜明けまで働いているときに強い眠気に襲われ、ハッキリと目を覚まし続けることは困難です。また、午後1時から3時半頃にも眠気を感じるときがあります。
「目を開けているのも辛い」、「よくあくびが出る」、「数分前のことが思い出せない」・・・これは体が“危険信号”を出しているのです。
1.「一瞬の居眠り」(マイクロスリープともいいます)
とても眠くて、目を開けたまま瞬間的に眠りに陥ることがあります。通常は2~3秒の出来事ですが、10~15秒続くこともあります。
午前3時~6時の間は1日の中で最も眠気が強くなる時間帯です。この時間帯は産業事故や交通事故の発生率が最も高いときです。
また、寝不足のときや静かな環境の中で、単調な仕事や車の運転をしているときは、昼間でも起こることがあります。
2.「無意識の行動」
居眠りをしたわけではないのに、普通の仕事をしているときや日常生活を送っているときに、すばやい判断ができなくなっている数分間の出来事を「無意識の行動」と言います。
高速道路を順調に走っていて、知らないうちに出口を通り過ぎてしまったり、道路標識を見落とした経験はおありですか?それは「無意識の行動」かもしれません。
長時間起き続けていると、注意力は低下します。最近の研究では、15時間以上起き続けていると、「酒気帯び運転」の血中アルコール濃度0.03%のときの注意力に相当し、18時間を超えると「酒酔い運転」に相当する血中アルコール濃度0.05%のときの注意力と同等にまで低下します。
そういう意味では、自分は常に「酒気帯び運転」かも・・・。睡眠はしっかりとりましょうね(^^)