一方向への視線は2秒以内!? -脇見・漫然運転予防のポイント-
残念なことに、日々交通事故のニュースは絶えません。
交通事故の多くの引き金は、一瞬の「脇見」・「不注意」です。人間はなぜ、心ならずも「脇見運転」や「漫然運転」に陥るのでしょうか・・・?そのメカニズムを理解することが、事故予防につながります。
今回はそんな事故予防のポイントを4つに分けてお話しましょう。
ポイント1 安全な脇見のテクニックを身につける
●危険なのは無自覚・無防備な脇見
脇見運転の多くは、「携帯電話の受信・発信操作」「カーナビ等の操作」「地図の確認」など、運転操作以外の「車内動作」が要因です。事故につながる「危険な脇見」は、脇見それ自体ではなく、「無自覚・無防備な脇見」です。「車内動作」には脇見が必然的に伴うことを自覚し、こうした行為をできるだけ少なくすることが大切です。
●一方向への目線の固定は2秒以内にとどめる
安全を確認するためでも、目線(注意)が一方向に向けば、その他の方向には必然的に「脇見」が生じます。必然的に生じる「脇見」を事故に結び付けないためには、どんなときでも、目線を一方向・一対象に2秒以上固定しないで、視線を動かし続けることがポイントです。
さて、次回は2つ目のポイントをお話します。