一方向への視線は2秒以内!? PartⅡ
ポイント2 不注意とは何か・・・その特性を理解する
●注意と不注意は表裏一体。不注意は必ずつきまとう
●関心がなければ、注意は喚起されず「見れども見えず」
ある事象に注意すると、その事象の周辺、裏側に必ず注意が生じます。多少の不注意が生じても、事故に直結させない余裕のある運転が大切です。注意には「選択性」の特性があり、目に見えるすべてのものが注意の対象になるわけではなく、関心のあるものが注意の対象になります。関心が低ければ「見れども見えず」という不注意状態に陥ってしまいます。隠れ潜んでいる危険を日頃から捜し求める警戒心が不可欠です。
ポイント3 「瞬間視」による確認ノウハウの習得
●1秒の「瞬間視」で確認できる事象は最大6つ
●目的意識を持って見れば、「瞬間視」でも十分確認できる
安全を確認するために見る時間は1秒程度です。この「瞬間視」で確認できる事象は最大6つです。このため、「目的意識をもって見る」ことが必要です。目的意識があれば、危険を瞬時に確認できるようになります。
ポイント4 注意力の低下に対する警戒心を高める
●注意力が低下し、意識されない瞬間が必ず存在する
●目的を固定すると、注意力は必ず低下し、消失も
注意力には活発・不活発を繰り返す「活動性」「変動性」の特性があります。特に、運転開始30分以内、非市街地の長い直線道路、高速道路等では注意力が低下したり消失する傾向がありますので注意が必要です。
さぁ、以上のポイントを常に心がけて、今日も安全運転で行きましょう!