トップページ
税理士 会計士 行政書士 司法書士 社労士
弁護士 弁理士 中小企業診断士 経営コンサルタント 保険代理店
HOME > 保険コンサルタント > 保険総合企画 トシナイ 十枝内智一 > ブログ > またも軽視された消費者の安全と安心

またも軽視された消費者の安全と安心

 こんにちは Laughing 株式会社トシナイの智一です。もう1月も終わるというのに、今年一発目のブログです。すいません・・・。

 さて、昨年の12月13日に“危機管理の見直し”というトピックスを載せましたが、まさに企業のリスクマネジメントが生かされなかった不祥事が起きてしまいました。

 皆さんすでにご存知のように、老舗の大手洋菓子メーカーの工場で、昨年秋に消費期限が過ぎた牛乳を使ってシュークリームを製造、出荷していた事実が公表されました。しかし、その後の社内調査で、過去7年間に消費期限や賞味期限の過ぎた原料を使用した例が更に18件あったこと、またこの他にも、製品の消費期限を社内基準より長く表示していた例、他工場でも細菌数が社内基準を上回る製品が出荷されていた事実も明らかになっています。

【信頼される企業経営のために】  

 昨今、製品安全に関する事故や、企業の対応が問題となっておりますが、食品についても、大手食品メーカーによる食中毒事故や国内無許可の添加物を使った商品が問題となった不祥事件がありました。 食品は人の健康に大きく関わり、直接消費されるものであるだけに、製造から消費者の手に渡るまでの間、厳しい衛生管理、品質管理が要求されます。 

 消費者の安全と安心を確保し、企業の信頼を持続するためには関連法規と社内規定を遵守することが極めて重要です。過去の教訓では、コンプライアンスをおろそかにした為に信用を失い、市場からの退場を余儀なくされたケースもあります。 また、事故や事件の発生時に大切なことは、消費者の立場に立った、迅速、適切な情報の開示と対策の実行です。そのために、危機管理計画を策定しておくことも重要です。 

 事故や事件発生の可能性を完全に排除することはできませんが、万一発生した場合でも発生後の適切な対応が評価されれば、マイナスのイメージがプラスに転じることもあります。逆に、この対応を誤ると企業の存亡を左右することにもなりかねません。

この記事をソーシャルブックマークやミニブログへ登録・共有する

« 前の記事へ | トピック一覧へ | 次の記事へ »

このページのトップへ