保険関係の仕事をしていると、「医療保険はどれがおすすめですか?」「自動車保険はどの会社が一番いいのですか?」という質問をよく受けます。
そんなとき私がお話しさせていただくのが、保険を考える上での3つの視点「L・R・F」という手順と考え方です。
保険を考える上で重要なのは、「どの商品がいいか」という視点ではありません。なぜなら保険に「いい」「悪い」はございません。同時に万能ではありません。
重要なのはその人がどんなライフプランを持っているかです。L・R・Fの最初のLはこのライフプランのLなのです。
どんな人生を歩みたいのか、どんな夢を持っているのか、どんな家庭を築きたいのか、趣味は、車は、関心事は・・・ご自分のライフプラン、人生設計の構築がなにより重要となります。
その上でそのライフプランに応じたリスクの洗い出しとその対策が必要となってきます。つまりどういったストーリーの、どういったところに、どんな穴が空いているかの検証です。
2番目のRはこのリスクを意味するRなのです。
人生を取り巻くリスクは大きく5つに分けられます。1つ目がお住まいに代表される財物、2つ目が自動車、3つ目が賠償、4つ目がお身体、5つ目が収入のダウンです。
この"5つ"のリスクの洗い出しでしっかりと優先順位や必要性を浮き彫りにし、その上で初めてA社の保険とB社の保険はどちらが適しているかといった判断が可能となります。
この部分こそが保険商品、つまり金融商品を指すファイナンシャルのFです。 従って、保険商品の選択は順番として、おのずと最後になるのです。
思い描いているライフプランに基づいて人生を取り巻くリスクを洗い出し、そのリスク対策として具体的な保険商品を考えるということが重要といえます。
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